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「あいつ誰」
「最近仲良くなった人」
「お前に気がある」
「そうかな」
「お前のその誘うような顔みて、あいつ興奮してた。」
「誘うようなって、そんな顔した覚えないよ？」
獪岳は私に頭を預けたまま動かない
抱擁や口付けなんか、片手で数えられる位しかした事がなかった
だからこれは、なんというか、貴重だ
風が吹いてくる、髪が揺れて首元にチクチクあたってムズムズする
「あんなやつに、とられたくない」
その言葉は、なんだか私に対して嫉妬してくれてるようで、嬉しくなった
獪岳は目線だけこちらに向けると
「そういう顔のこといってんだよ」
と言われた。
「私は獪岳だけのものだよ。」
私に寄りかかっている獪岳に少し体重を預ける、なんだか支え合っているみたいでとてもいい気分になった
「そっか、…」
獪岳はそう呟くと、ふにゃっと笑う
初めて見た彼の無防備な笑顔に心が掴まれ、心臓が痛くなる
「獪岳、もっかい笑って！」
彼はもう一回ふにゃっとした笑顔を見せてくれた
凛々しい眉毛がタレ眉になり、目が細められる
それだけで私は可愛さで昇天しそうだった。
「その笑顔1億円っ…」
「はぁ？」
舌が回っていなくて、あぶなっかしい口先で、獪岳は私に口付けをした
「っ…んぅ」
何度か角度を変えられ口付けをした後に、舌が口の中へと入ってくる
「まっ…まって、」
獪岳の胸元に手を置いて押し退ける
心の準備ができていなくて、頭が破裂しそう
しかし、「まて」と言われた彼は犬のようにこちらを潤んだ瞳で見続ける
「だめなのかよ…？」
「うぐっ！」
頭をコテンと傾げる獪岳
あざとい、あざとすぎる！
でも、その前に確かめたいことがあるんだ
「ねぇ、獪岳。私のこと好き？」
「…、すきだ」
「え？」
「だから、好きだっつってんだよ」
一気に顔に熱が集まる
「んな可愛い顔すんなよ」
獪岳は私のほっぺを柔らかく包むと
「襲っちまうぞ」
私に今までで一番優しい口付けをしたんだ。
しかし翌日、昨日のことを話そうとすると口を引っ張られ
ずっと口を聞いてくれなかった。
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廣岡唯 - しのぶさん愛しているぞ村田さん大好きだ (2023年4月2日 15時) (
レス) @page17 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - kanaさん» はじめまして！こちらこそお読み下さりありがとうございます！きゅんきゅんしてくれて嬉しいです(*´`)最後の村田にこれからも癒されちゃってください！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ぱーむくーへんさん» お粗末さまです！拙い文章をお読み下さりありがとうございました(*´`) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして！^^*完結おめでとうございます！(*´-`*)どのお話もキュンキュンしました(/ω＼*)最後の村田さん,イケメンすぎました！(/// ^///) (2021年4月26日 22時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - 村田さぁぁぁぁん！！！イケメンが過ぎる。しゅきってなりましたありがとうございますごちそうさまでした (2021年4月17日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒犬×96 | 作成日時：2020年3月19日 21時
