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13話 ページ16

A視点


「俺は最強なんだから怪我何かするわけねーじゃん」

そう俯いたままどこか寂しそうに呟く。

ああ、そうか。こいつは最強でいなきゃいけなかったんだ。

「なんだ、嬉しいなら嬉しいって言ってくれれば…」

「別に!嬉しくねぇわ!」

何でと言われれば理由は簡単だった。

「歩き方が何時もと違いましたから。」

目線を合わせるようにそう言うと、あっそう、と返される。おい、聞いといてそれか。

他の答えが欲しいならあげますよ、と一拍おいて言う。

「君は最強である前に、五条である前に、僕の生徒ですから。」

ふわりと嘘偽りのない笑顔をみせる。

五条は驚いたように目を見開くと、フイッと目線を外す。

「ほら、治療終わったんですからはやく出てってください」

傘をわたし、半ば追い出すように背中を押すと、わかってるよ!と玄関から出る。

「助かった」

雨音に掻き消されそうなほど小さな声でそう呟いた気がした。


さて、雨は止んだかな。

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nanox(プロフ) - 三毛猫さん» コメントありがとうございます。申し訳ありません!編集の時に間違えて全体公開してしまってまして……もう外したので大丈夫だと思います!わざわざありがとうございます!嬉しいです。 (2021年4月17日 3時) (レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。いつも楽しく読ませて頂いています。棘君と主人公君とのほのぼのとした日常がとても癒されます…宜しければ続編の保護パスワードを教えて下さい。このご時世の中ですがお体に気を付け下さい。いつも素敵な小説をありがとう御座います。 (2021年4月16日 23時) (レス) id: d0bea6ab41 (このIDを非表示/違反報告)
nanox(プロフ) - EVENINGさん» コメントありがとうございます。実はマフラーの色は作者が優柔不断すぎて未だに決められていないんです…。青や黒など落ち着いた色を普段使いしてそうなイメージですね。季節や気分でも変えると思います。曖昧ですいません… (2021年3月26日 22時) (レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
EVENING - 下のコメント間違えましたすみません。マフラーの色何色がいいですか?これからも頑張ってください。 (2021年3月26日 22時) (レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)
EVENING - あの、マフラーの色は何色ですか? (2021年3月26日 22時) (レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nanox | 作成日時:2021年2月28日 23時

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