過去 ページ7
禪院家に足を踏み入れた日。私は歓迎された
豪華なご飯が出てきて、綺麗な着物を着させられた
何だか別世界に来たような気がした
だけど、その扱いは一日で終わった
「女」「相伝でない」
それだけで、私の生活は一転した
目上の者に茶を出し、床を磨き、理不尽に頭を踏まれた
アレはバケモノの巣窟だ
女だから、相伝でないから……？？何よそれ
「お前もか」とため息をつかれ、父だと名乗ったあの男は直ぐに私を見放した
ふざけんな
何で私は悠仁とおじいちゃんと離れ離れにされた？？
ふざけんな………！！！
ﾄﾞｽｯﾄﾞｽｯ『…！』
何で、女だからって冷遇されなきゃいけない？
何で、術式だけで判断されなくちゃならない？？
『その子から離れて下さい』
「……ぁ？？」
『いてて……』
「何で……何も出来ねぇくせに出てきた…？」
『えっと…その、2人いたらアナタが受ける傷も半減されるかなーって！』
「……変な奴」
『あ、あはは…私ここについこの間来たんだけど…勝手がよくわからなくて。……これが、普通なの？』
「…分からなくていい。分かりたくもねぇよ」
『！……アナタ、名前は？？』
「…真希」
『私、A…！！』
「お前…誰かの子か？それとも従者……」
『……扇って人が、親らしくて。わざわざ迎えに来られて……って、真希ちゃん？顔、強ばってるけど…』
真希「………ぁーー…どういうことだ…？？」
『？』
真希「…お前、歳は？」
『えっと…15歳、です』
真希「……そうか、これからよろしく。「オネーチャン」」
『う………………………………え！？！！？！！？？！』
釘「何笑ってるの？Aさん」
『ああ、ごめん！真希との面白エピソード思い出して』
釘「何それ！？ずっと聞きたかったんだけど、Aさんも真希さんみたいに禪院家に嫌がらせされてるの…？」
『ん？……ん〜…家に入った当初はね。でも、私は呪力に恵まれて、相伝じゃないけどオジサン達には負けないくらい強くなったから今私に文句言ってくる人はほとんどいないよ』
釘「！」
『いつか真希が当主になったら、私も絶対思いっきりぶん殴るって決めてるの！』ﾆｯ
釘「…っホント、姉妹揃ってカッコよすぎですよ！」
『そう？ありがと！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 269人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜麻 - 更新期待しています！頑張ってください！ (2022年5月2日 17時) (
レス) @page21 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
RIO - この話めっちゃ好きです！！なんか、泣けてきて…。 (2022年2月7日 23時) (レス) @page16 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奏羽 | 作成日時：2022年1月7日 21時
