血 ページ20
直毘人「特級に負けたようだな、Aよ」
『…そんなこと言うためだけに呼んだの?』
当主に父親…面倒な2人ね
直毘人「なに、ネタを提供してやったまで。…虎杖悠仁」
ピクッ『……』
直毘人「その反応、やはり扇の言う通りだったか。まさか宿儺の器がお前の__」
『あの子に手を出したら絶対に許さない』
直毘人「ほう…?それほどまでにお前が庇うとは…大した男だ。だが、勘違いしてもらっては困る。お前は俺より「上」にいない」
『……』
直毘人「お前は禪院家の当主の座を自ら断り、自ら家を離れた」
『だからって私の大切な人達に手を出していいとでも?』
扇「図に乗るな。オマエは勝手をしすぎだ」
『…もし、仮に。あんたたちが悠仁に手を出したら……ううん、手を出そうとしたなら。私が先に禪院家を潰す。私は今でもそれが出来る…だけど、妹の為に取っているの。それを忘れないでよ。私はあんたたちが嫌い、あんたたちがどうなったって構わないんだから』
直毘人「少し、勘違いをしておるようだが…お前が「あの時」我らを倒した時、ほぼ不意打ちだったな?お前が来ると分かっていてやられる程………禪院家は甘くない」
『はっ……つまんない見栄はらないでよ。あんたたちが誇る「相伝」じゃない、呪術を知って数ヶ月の女に負けて悔しいだけでしょ。私、もう帰るから』
直毘人「クックッ……帰る、か。お前には結局禪院の血が流れている。俺はお前を気にいっているんだ、失望させてくれるなよ」
『……もうこんなどうでもいい話で呼ばないで』
バタンッ
分かっている
私が禪院の人間をほぼ無傷で蹂躙したのはあの人達が構えていなかったから
だからと言って、真正面から向かっても…負ける気はしないけど
ピロンッ『?』
憂太今日禪院家行ったって真希さんに聞いたんだけど…大丈夫だった??
『……っふ…』
ほんと、タイミングいいなぁ
乙《もしもし、Aさん?》
『ごめん急に電話かけて〜今大丈夫??』
乙《もちろん!えっと…》
『私も大丈夫!でもちょっと荒れてるから高専戻る前に色々吐かせて……悠仁達の前で嫌な態度取りたくないし』
乙《うん、何でも話して!1年生の話も聞きたいし》
『!じゃあまず可愛い後輩達の話から__』
乙《あはは、それAさん話し終わった時には愚痴もなくなってそうだね》
『はっ確かに!!』
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亜麻 - 更新期待しています!頑張ってください! (2022年5月2日 17時) (レス) @page21 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
RIO - この話めっちゃ好きです!!なんか、泣けてきて…。 (2022年2月7日 23時) (レス) @page16 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奏羽 | 作成日時:2022年1月7日 21時