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そもそもの始まり  ページ5

イギリス、ロンドン。
テムズ川のゆるやかな流れを見下ろせる高校の寮で僕、リーハ・マフィーは一通の手紙を手に呆然としていた。

「うわぁ嘘……。僕、不合格だったのかぁ…。」
何年もの月日が一瞬にして無に帰した。
僕はその事実をなかなか受け入れられず、間抜けに突っ立っているばかりだった。


淡々とした言葉で綴られた医大の不合格通知。

そう、これがそもそもの始まりだった。



「ジリリリリリリリリ〜ン♪」

…そして、その時かかって来た、
田舎の母からの電話の追い打ち。
これもやはり僕の人生を変えた原因だったと思う。

「はい、もしもしリーハ・マフィーで…「やっぱり!予想通りだわ!あんた受験落ちたでしょ、声でわかるわ〜!」

僕は現実から逃れたい一心で、その受話器を取ったのに……

僕の母はデリカシーが無いどころの話じゃない。
第一声で、迷う事なく僕の心を砕いて来た←

「お医者さんになりたかったあんたの気持ちは分かるけど、いつまでもメソメソしてちゃダメよ!早く荷物をまとめてこっちに帰って来なさい!」

「いや、まだ卒業式も終わってないんだけど…」
そんな言葉は母には届かない。

「これからね、うちの畑にたっぷりレタスの種まきをしようと思ってるんだけど、うちの畑は広いでしょ?ほんと人手が無くて困ってんの!あんたが早く帰って来てくれたら助かるわ〜。ねぇ、今年はレタスの他にイチゴやトマトも植えようと思ってるのよ。果樹園の方も、今まで柑橘系が少なかったから、今年は充実させたいわね〜。あ、あんたが昔使ってた長靴とか軍手とかはもう捨てちゃったけど、いつあんたが落ちても大丈夫なように、新しくブランド物で揃えておいたから買って帰らなくても大丈夫よ。それから…」


ガチャン!

僕は耐えられずに受話器をおいた。


いやだ!いやだ!いやだ!

家に帰りたくなんかないよーーーっ!!!

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設定タグ:冒険 , 殺し屋 , 恋愛   
作品ジャンル:ミステリー, オリジナル作品
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シャーロック - 木の葉月さん» うん、お休み〜また明日ね! (2021年4月7日 23時) (レス) id: 00557ff71e (このIDを非表示/違反報告)
木の葉月(プロフ) - シャーロックさん» 全然美人じゃ無いっすよ。ちょっと風呂入って来るんで、また明日話そ。 (2021年4月7日 23時) (レス) id: ac1426199a (このIDを非表示/違反報告)
シャーロック - 木の葉月さん» うわ、結構時間掛かるのね。コノハヅキはびじんだろーな〜 (2021年4月7日 23時) (レス) id: 00557ff71e (このIDを非表示/違反報告)
木の葉月(プロフ) - シャーロックさん» へへっ!30分前くらいに帰ってきたで (2021年4月7日 23時) (レス) id: ac1426199a (このIDを非表示/違反報告)
シャーロック - 木の葉月さん» おお、お疲れ様〜! (2021年4月7日 23時) (レス) id: 00557ff71e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木の葉月&シャーロック x他2人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/sherlock_rio?s=21  
作成日時:2020年10月3日 18時

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