炭治郎の姉上は心臓の病を持っています

炭治朗達 ページ29

次の日＿＿＿

『ﾋｭｰﾊｧﾊｧ』

ただいま発作中でございます

『ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ』ﾋﾟﾁｬｯ

『あ』

手にはべっとり血がついています

洗わないと…

「お医者様をお連れしました」

お婆さんはお医者様を呼んでくれたみたい…

『ありがとうｹﾞﾎｯございますｹﾞﾎｯﾋｭｰﾊｧ』

「少し失礼しますよ」

お医者様は私の容体を見たあと難しい顔をして言った

「治るにはだいぶかかりますね」

『どれ…くらいﾋｭｰですか…？』

「一週間くらいですね」

一週間は初めてだなぁ

いつもは長くても二日､三日くらいなのに…

「私には何もできません」

『ありがとうｹﾞﾎｯございました』

「疲れがたまっているのでしょう」

「しっかり寝ていてくださいね」

心臓の痛みに耐えられなくなったのか私は眠りに落ちた









ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

凄い足音がする

人が寝てるっていうのに…

「止めるんだ！他のお客さんに迷惑だろ！！」

ﾝ?この声…炭治朗じゃない？

『ぇ?炭治朗!？』

病気の事など忘れて飛び起きると声が聞こえてきた部屋に向かって走った

『炭治朗!？』

私は思いっきり扉を開けた

「え!？姉さん！！？？」

『良かった！！生きてて』

思いっきり抱きつくと周りにいた男の子達が此方を見て( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝとしていた

「お姉さん！！？？炭治朗にお姉さんがいたの!？」

「あ”誰だてめえ！」

「ちょっと！姉さん一旦離れて！」

『あら！ごめんなさい』

「て言うか！あのときの女の子！！！」

「俺と結婚してくれぇぇええ！！！！」

『お断りします』

「てめえ！弱そうだから子分にしてやる！」

『ありがとう頼もしいわね』

『お名前聞いてもいいかしら？』

「俺は山の王！嘴平伊之助だ！」

『よろしく伊之助』

『君は？』

「俺は我妻善逸だよぉぉおお」

「結婚して『お断りします』(涙)」

「姉さん！いつからここに居たんですか？」

『確か…二週間くらいかな？』

「そうなんですね」

『うん…少し体調崩しちゃって』

「え！歩いて大丈夫何ですか!？」

『もう大丈夫だよ(多分)』

すっかり忘れてた…



それから一週間後＿＿＿

時間ってたつの早いよね〜

「竈門ゆうな様､炭治朗様､我妻善逸様､嘴平伊之助様。指令をお伝えします。」

『久しぶりね』

「北北東へ向かってください｡四人は那田蜘蛛山へ向かってください」



これが炭治朗達との初任務への指令です

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