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『あの…これを斬るんですか?』

大きな岩を指差して聞いた

「あぁそうだ…やはり無理か?」

(-_-#)『いいえ、斬りますよ』

「無理はするな」

そう言って鱗滝さんは走って行った


私は岩を触って記憶を読んだ

岩からは気持ちが溢れだしていて

いろいろな気持ちが混ざっている

斬ってもらえなかった

そんな気持ち…

『大丈夫だよ…私が斬ってあげる』


私の中にある気持ちを全部刀に集中して

優しくふった

私はつぶっていた目を開いて

『斬るつもりだったのになぁ』

目の前にある岩は私が初めて見た時のまま

『でも!明日こそは斬るからね』

後ろを向いて走り出そうとした時

  チャリン

鈴のような音が響いた

後ろを振り向くと

『ぇ?』

真っ二つに割れている岩があった

『ありがとう』

『斬らせてくれて』

岩からは嬉しい気持ちでいっぱいだった


『鱗滝さんに伝えないといけないなぁ』
 
「おい」

『…君は錆兎かな?』

「!何故分かった」

『んー何となく』

「そうか。お前の弟はまだかかりそうだぞ」

『炭治郎は優しいからね』

『私はそろそろ戻るよ』

「あぁ」

『また話聞かせてちょうだい』

「分かった」

錆兎は狐の面をはずして

「たまにはお前から来てやれ」

そう言った

『そうね』

さよなら

心の中でつぶやいてから走り出した




『鱗滝さーん居ますか?』

シーン

『居ませんね。炭治郎のところかな』


炭治郎のところに行くと真菰と炭治郎が楽しそうに笑っていた

『炭治郎〜』

「姉さん!何ですか?」

『鱗滝さんを探してるんだけど…』

「ここには来ていませんよ」

『そう?ありがとう』

「あの…」
 
真菰ちゃんが話しかけてきた

『んー?どうたの真菰?』

「どうして私の名前を知っているの?」

『炭治郎に聞いたんだ』

「そうなんだ」

『話はこれだけ?』

「はい」

『そう?炭治郎の事よろしくね』

「姉さん?もう行くんですか?」

『うん。鱗滝さんに伝えないといけない事があって…それじゃ、頑張ってね』



私は走り出そうとしたけど誰かに手を捕まれた


「ゆうな?儂にようがあるのだろう」

『その前にこの場を離れましょう』

「分かった」

家について座った


『岩、斬れました』

「…すまん。もう一度言ってくれ」

『?私、岩、斬れました』

「…そうか…(まさか一日もかからないとは)」

『これからどうしたらいいのでしょうか?』

「ゆうなお前は凄いな」

炭治郎が岩を斬った日→←ずっと一緒に



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- 拾壱ノ型の凪って義勇さんしか使えないんでは? (2020年4月8日 6時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - ??禰豆子は2年間眠ってて炭治郎が最終選別から帰ってきた時に起きたのでは?? (2020年1月24日 21時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ - 更新楽しみです!頑張ってください。このあとの展開がわくわくする (2020年1月16日 19時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
mo - 何故、炭治郎の姉に対する言葉が敬語なの? (2020年1月12日 0時) (レス) id: 6d81f54855 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - これからも頑張ってください!応援してます! (2019年12月27日 23時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうな | 作成日時:2019年11月14日 19時

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