恋に慕う＿＿【hidaka,ukisho】

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小テストの時に思っていた通り、体育の授業。




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居残りという思いもしなかった予定が入った私の気持ちとは裏腹に
雲1つない青空が腹立たしい。空に向かって睨んでみるけどそんなの無意味だ。




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男子はサッカー。女子はランニング。
来週は交代するらしい。

なあくんがそこそこなでき前で楽しくサッカーしている横で
ランニングする私たち。




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「はぁ、はぁ、も、、むり……」



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勉強は得意な真美ちゃんだけど、
運動は少し苦手みたいで。

ウォーキングだけど、普段から体力付けてる私は
真美ちゃんの横で涼しい顔をする。




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体を動かすのは好きだ。

最初は痩せたらいいなーとか現状維持みたいな感覚で始めた
ウォーキングだけど、続けていくうちに前向きになれてる気がして
最近は病み防止のためにウォーキングしている。

好きな人にフラれた反動からか
私なんて、常に思っていて。
私だけが世界に置いてけぼりにされているような感覚で。
目まぐるしく回る世の中で私だけが立ち止まっているように思えて。
信号は車の音がストレスで仕方がなかったけど
ウォーキングを始めてからストレスだった音にも慣れて
世界とお友達に慣れたような気がする。




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「暑い暑い暑い〜〜〜風ぜんぜん無い〜〜〜」

「先生鬼すぎ。」




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幸い4限だったため体育が終わると昼休みにさしかかる。
教室に戻ろうと、校庭を歩いていた時＿＿




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バシャっ




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「えっ？！」




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あまりの蒸し暑さにホースで遊んでいた男子生徒達の水が
私にかかった。




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