恋に慕う＿＿【hidaka,ukisho】

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どんどん大きくなる想いは、
私を幸せにしてくれた。




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友情は愛情よりも、深くて長い。

いっそ、このままだったら良かったのにと思う。
彼が笑うたび想いは揺れ、じゃれあうたび心が揺れた。




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「好きです」




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”ごめん”

”お前の事そういう目で見たことない”





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”そもそも、可愛いとか思ったことないし…”




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そしてその分、報われない想いに悲しみを知った中学3年生の秋。




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もうちょっと。

ほんの少しだけ、自分に自信があったら。
強かったら。もしかしたら何か違ったのかな。




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「んんっ……」




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そんな昔の事を思い出した。
今日は悪い目覚めだ。




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今も自分に自信がある訳じゃないけど。
またすぐ、へこたれちゃうかもしれないけど。
でも、頑張ってる自分の事はちょっとだけ好きになれるから。




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「よしっ」




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今日も朝からウォーキング。




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30分ほど歩いて、帰宅後シャワーを浴びる。
寝ぐせも直しつつ、髪をブロウして、学校の準備。
この時点で7:30。




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ナチュラルメイクに仕上げて、
顔よし。寝ぐせよし。服のシワよし。




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「いってきます」




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お料理教室に通ってるお母さんのご飯を食べ
お弁当を持って学校へ向かう。




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暁A、高校2年生。
可愛くなりたいごくごく普通の高校生。




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