3話 ページ3
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ここは……嗚呼、私のお墓か。
お墓には「河衛家」と書かれている。
改めて私は死んだのだと実感する。
でも、死んだ人って普通天国とかに行くでしょ。
何で、私はまだこの世界にいるのだろうか。
きっとそれは、まだ私がこの世界に未練があるから。
未練がましいことといえば、1つ。
私の想いを伝えれずにいること。
こんな事、どうしようもないのになぁ。
そう考えながら火がちりちりと消えかけている線香を見ていると、
後ろから小さな足音が聞こえてきた。
『棘君……!』
つい、話しかけるようになってしまった。
私は死んでる、私の声なんて聞こえるはずがないのに。
私は何に期待をしているのだろう。
「ツナ、…………」
眉を下げて、私のお墓の前で手を合わせる棘君。
そんな事しないでよ、私まだここにいるんだよ。
死んでるけど、死んでないんだよ。
だから、そんな顔しないで。
私のそんな願いは叶わない。
棘君は眉を下げたまま、背中を見せて元の道を歩いて行った。
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ふぅふぅ(プロフ) - 初めから泣いて最後まで泣かせるってどうゆうことですか!? 泣ける作品作れる、って凄いことですよね… 尊敬します!! (2021年7月15日 10時) (レス) id: 09a98a633b (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花(プロフ) - やまさん» あわわわわ、過呼吸……!!大丈夫ですか??スーハーして深呼吸……!!でもそれほど泣いてくださったなら喜びもあります(*´v`) (2021年3月7日 19時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花(プロフ) - イロナツさん» そういう設定の方が泣ける話になるかなと。でも棘君は心のどこかで夢主を探してた、という設定にしてるけど、伝わったかな……? (2021年3月7日 19時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
やま - 泣き過ぎて過呼吸になりかけた。最高です。 (2021年3月7日 19時) (レス) id: 939a57f7a3 (このIDを非表示/違反報告)
イロナツ - 「呪霊」は見えるが、「霊」は見えない。か.....酷だな (2021年3月7日 13時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椎茸の花 | 作成日時:2021年2月24日 19時