好きなのに。【狗巻棘】《完結》

９話 ページ10

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『え、任務？』





「そ、棘との合同任務だからよろしくね」








いや待って可笑しいでしょ。









私狗巻先輩に嫌われてるんだよ？

なのに合同任務て、……。









しかも、私の初の任務なのに、……。









「でもさぁ、なんで棘に嫌われてるって思うの？」






『視線。


いつも冷たい視線が残るんです』









「棘にどう思ってもらいたいの？」




『……この気持ちをなんというのかは分かりません。




でも、嫌われたくない。

好かれていたい




そんな気持ちです』









「……棘に恋してるんだ？」






『……そうなのでしょうか』









確かに「しゃけ」とか「ツナマヨ」とかの声も好きだし。


会えるだけで胸がキューってしぼむ感じになる。









これが恋なのだろうか。









「……あと、Aの家柄なんか関係ない。







みんなには自分が接したいように接していいからね？

あっ、僕に敬語は禁止ね。



なんか嫌」









『……、敬語が嫌って……(*´艸`)




分かった、じゃあ接したいように接する。

よろしく、悟』









「……Aって若干真希と似てるよね」




『いやはやどこが？？



あんなに美人さんと私を比べるなんて、……

あ、悟の目は節穴なんだねッ！！』









「ちょっと泣くよ？？」




『ごめーん、口滑ったー(棒)』









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「あっ、A」






『悠二、おはよ』








「え、名前……、、」









『嗚呼、私悟に言われたの。






家柄関係なく接したいように接していいって。

だから私の家柄を忘れるの









菅宮財閥だなんて、大っ嫌い』







「……そっか、Aは変わったんだな」









「ね、変わった」




『野薔薇……、、私全く変わってないよ？？』









「口調が変わってるだろ」




『……恵…、居たんだね』









「「ワハハハハハハハハ」」







「お前ら……ｲﾗｯ」









「伏黒って存在感薄いわよね」





「それ俺も思った」









『そうかな？？



恵は強いしオーラが沢山あって

後ろに立たれると恐怖でしかないでしょ






存在感あり過ぎww』









「恐怖って何だよ」









『そのまんま』






「よく言うようになったわねww」



「それ俺も思ったww」








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