東海と！ (ページ41)

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りょうside

LINEを見てすぐに家を飛び出て

消化の良さそうなものやポカリ果物や冷えピタなど買えるものを揃えて

急いでAの家に向かう

合鍵で勝手に開けて寝室に行くと
しんどそうに汗をかき寝ているAがいた

り「A？大丈夫？」

『……ふぇ……りょう…？…夢？』

り「本物だよ」

安心させるために抱きしめると

よかったぁと涙を流して抱き返してくる

まぁ熱があるせいで全然力は入ってないけど

り「どうせ薬も飲まずに寝てたんでしょ」

『熱あるかも分からんし…ご飯もしんどいし…』

り「だと思って買ってきました。おばかさんなんだから。たまには頼ってよ」

『ごめんなさい…』

り「ご飯作ってくるから、ポカリ飲んでまってて」

『…あっ……寂しいから、まだ、隣におってくれる…？』

なんて俺の指をちょこっと握ってくるなんて

可愛いことをされたら離れるわけにもいかず。

り「じゃあとりあえず、果物食べりん？薬も飲まなきゃいけんかや」

『わかった』

り「ねぇ、俺がこなかったらAどうしてたの！」

『……….分からん』

り「俺が合鍵持ってたからよかったけどさ！死んじゃうところだったじゃん」

『りょうが普段から入り浸っててくれて助かったげ…』

り「それだけ言えるようになればだいぶ元気になったね」

『助かったよ…ほんとに。ありがとう』

なんて笑顔を向けられただけで心が跳ねる

弱ってるAを独り占めできて、感謝もされるなんて幸せなことないよね。

他のメンバーにはできない

俺だけの役目なんだから