どうも、戦勝品です【2j3j】

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Aちゃんの言い方は、まるで
自分を道具の様に扱ってくれても構わないと
言っているようなもの







今までそんな風に扱われていたことがすぐに分かった




従順すぎる

自分を犠牲にすることに、
抵抗がなさ過ぎる




そんな事をさせる為に連れてきたわけじゃない

初めは興味本位だったけど、
今では僕達の仲間になって欲しい





だから自分を卑下しないで



少なくとも僕はAちゃんの力を求めてるから











そんな思いを持ちながら葛葉に目配せすると
僕の意図が分かってくれたらしく、
Aちゃんの幹部入りが正式に決めてくれた





長年の付き合いともなると
少し相棒に甘くなるのかと再認識した








少々、強引な感じになってしまったし、
まだ納得いってない人も居るけど
連れて来てって頼んだのは僕だ





責任は僕がとる












葛葉からAちゃんの部屋の案内を
命じられて、僕はその時にAちゃんに
真実を話した










叶「ごめんね、迷惑だったよね？」











Aちゃんの意志を無視して
強制的に連れて来て、文句を言われても
仕方がないと思った









でもAちゃんは、
そんな僕の行動に対して文句を言わず
ましてや、自分を救ってくれたと言ってくれた




　








『こんな私を見つけ出して、そしてA国から救って下さり
　……………本当にありがとうございます』








Aちゃんは僕と目を合わせて
固そうだった表情筋を頑張って動かして
綺麗な笑みを浮かべ、頭を下げた



















僕はそんなAちゃんの笑みを見て
自分の体温が上がるのを感じた






あ、これは…………


ヤバいかも……














こんな姿は見せられないと思い、
Aちゃんが頭を上げた瞬間に
早口で言い訳をしながら顔を見られないように
ぐいっと部屋に押し入れた













そして、僕は顔を赤くしながら
廊下を早歩きして自分の部屋に戻った










部屋に入り、ドアにもたれかかって
ボソッと呟いた















叶「あれは確かに、明那が言ってたこと………分かるかも…』



















この気持ちを自覚するのは
もう少し先の事になりそうだ

この世は実力主義→←side 叶

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