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公園から私のお家までは結構近い
あとこの道を真っ直ぐ行けば到着する道で、
侑「さっき僕見ちゃってた。」
知念君が口を開いた
侑「Aが彼氏と話してるところ」
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あ「…内容も?」
侑「うんごめん。」
横を向けば申し訳なさそうに俯いてて、
責めようなんて思わなかった
侑「Aのことが心配で、ちゃんとまっすぐ帰んのかなって。」
あ「…………………」
侑「後をつけようなんて気はなかったんだけどね、」
あ「分かってるよ、心配してくれてありがとね」
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気づけばもう家の前
何も言葉を発さない知念君に、
あ「わざわざ送ってくれてありがと。」
そう言って、玄関へ歩き出そうとした
侑「Aは辛いかもしれないけどさ、僕は別れて正解だと思うよ。」
するといきなり私の手をつかんで
そんなことを言ってくる
あ「え?」
侑「いやっ…その…あ…。」
勢いで言ってしまったのか、
すぐに私の手を離し、言葉を詰まらせている
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あ「なに?」
侑「これは僕の考えだから。」
あ「………………」
侑「確実じゃないけど…その…」
こんなオドオドしてる知念君を初めて見た
相当勇気を出して話そうとしてくれているのが伝わる
その気まずそうな表情は、
私にとって良くない事を言われるに違いない
分かってはいるけどそれでもいい
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あ「なに?聞かせて?」
侑「………………わかった。」
心臓が飛び出そうなくらい跳ねる
それでも何とか平然を保ち、
知念君を見つめた
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侑「僕さ、今まで何度も見かけてたんだよ。」
あ「裕翔を?」
こくりと頷き、話を続けた
侑「あの人なんか凄いオーラだし、Aの彼氏って事もあったから一回見ただけで顔覚えちゃってさ」
あ「うん。」
侑「毎回Aじゃない女の人と一緒にいたんだよ」
そんな事だと思ってた、
身構えてた事だったから若干胸がチクリと痛んだだけ
侑「すごい仲良さそうに体くっつけあって。」
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時