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気まずい雰囲気が漂う中、先に北山を風呂に行かせた。
微かにシャワー音が聞こえる中で立ち尽くしたままベッドを見据え、隙間なくくっ付けられている枕に居た堪れない気持ちになり端と端に離して見直し…
これじゃあ風呂から出てこれを見たらまたネガティブな思いをさせてしまうと思い直し拳一つ分の距離だけ離した状態まで戻した。
後はあいつが出てきた時に自由にしてもらえればいいやと半ば投げやりな気になりながら床に座ってスマホを弄っていると、暫くして北山が上がってきた。
「お先…」
「……あー……うん…」
「……お前も入ってきたら？」
「……おぉ…」
ガシガシと髪を拭きながらクシャミをする様子に、湯冷めするなよと言い置いて浴室に入った。
「……」
別に、付き合いは長いから一回一回お湯を替えたりはしない。
分かってはいたけれど…
「……あー…っ」
予想だにしないシチュエーションに身を置かれたら、否応無しに意識してしまうのは別におかしな事では無いはずだろうと、ここにいない親友にテレパシーを送った。
あーだこーだと考えを巡らせていると思ったより長湯していた事に気づき、ガウンを羽織って髪をきちんと乾かしてから浴室を出る。
心なしか緊張している身体を宥めるように胸を摩っていると、藤ヶ谷…？と窺うように声を掛けられた。
顔を向けると椅子に座っている北山が心配そうな顔を向けてきた。
「大丈夫か？気分悪くなった…？」
「いや…平気。それより、何でそんなとこいんの？
湯冷めするなって言ったよな」
「だ…だってお前……さすがに先にあそこに潜り込めないって…、っ…くしゅ…」
「あーほら、風邪なんか引くなよ？」
「うー…、っ…」
またクシャミをしながら鼻を啜る様子に、マジかよと近づいて額に手を当てる。
発熱している訳ではないけれど、今日は色々気疲れも多かった関係で体調を崩してしまっても不思議ではないなと考えながら顔色を見ていると、俺が不機嫌になっていると思われたのか少ししょんぼりしながら悪かったよと謝られた。
「…いいから、もう布団入って。寒いんだろ？」
「ん…」
「あー…枕、すきにズラして構わないから」
「……うん」
気乗りしない様子の北山をベッドに誘導すると、これじゃあ近すぎて気になるよなと少しだけ枕を離してから、大人しく寝転んだ。
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絢音(プロフ) - ゆうりんさん» ゆうりんさん、こんにちは♪海外での開放的なシチュエーションに心も大胆になり芽生えた本音と向き合うことができました(^^)北山さん…可愛いんです♪これからどんなかわいいみっくんが見れるのか…太輔さんが羨ましいですね！ (2019年5月11日 13時) (
レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» たいちゃんらぶさん♪ふふ、結ばれない系のハッピーエンドで考えていたんですけどもね、書いてるうちにみっくんがどんどん可愛くなってきて、ちゅーが忘れられないなんて可愛い事を言わせてみましたよ(*ﾟ▽ﾟ*)一日だけの恋…、こんな意味なら幸せですね！ (2019年5月11日 13時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん(プロフ) - 完結お疲れ様でした！あのまま何事もなかったようにいつもの2人になるかも思いきや(≧∇≦)北山さんからのアピ！可愛すぎる!!ここから始まる関係も気になるところですね。海外での開放的な気分も味わえて楽しかったぁ〜。ありがとうございました (2019年5月9日 0時) (レス) id: 94839fccd9 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - のなんとも可愛くそして強い告白にふにゃぁぁと顔がほころびました･･この告白･･すっごく良いですね･･幸せ･･そして「一日だけ」はソコにかかるんですね(*ﾉωﾉ)とっても素敵なラストにわぁぁ･･わぁぁ…とヒシヒシ癒されています･･ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 絢音さんんん(≧▽≦)完結おめでとうございます。昨日まではこれはもしや結ばれない系のハッピーエンドかも(´；ω；`)ｳｯ…と思い･･そ･･そんなぁぁ･･と項垂れていましたし本日読み進めるも途中までやっぱり･･ともぅ諦めかけていた時に!!!パラリラ〜♪みっくん (2019年5月8日 23時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢音
| 作成日時：2019年5月1日 11時
