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「ん…っ…はぁ…はぁ…」
「大丈夫か?」
「っ…はぁ…、…んっ」
「ふふ、落ち着いて。ゆっくりだよ」



過呼吸気味になってしまっているのを安心させるように優しく背中をトントンしていると、少しずつ荒い息が落ち着いてくる。

久しぶりだったから、少し無理をさせてしまったかもしれない…。
はぁはぁと苦しそうにしていたのが幾分和らいだ後はぼんやりした顔で俺を見上げていた。



「たーい…?」
「……ひろ」



おや、今日はまだその呼び方続けてくれるんだ。



ひろ。
ひろみつ。

…すごーく稀に、みっくんと呼ばれる事もある。

それは疲れ果てて甘えたくて仕方ないって時が多いかもしれない。
だからみっくんと太輔が呼ぶ時は、特に注意して見てあげないといけない。

いずれにせよ、こうやって下の名前で呼んでくる時の太輔は総じて普段の五割り増くらい可愛くなっていてもう何だってしてやりたいしどろどろに甘やかしてあげたいという気持ちにさせられる。



愛おしくて堪らない気持ちを隠そうともせずに髪を撫でながら笑いかけていると、太輔の目が気持ち良さそうにとろんとしてきた。



「ん?…眠たいの?」
「…んーん」
「んは、嘘ばっか。寝ちゃってもいいよ、綺麗にしておいてあげるから」



耳朶を擽りながら優しくキスをすると、太輔の熱い舌が入り込んできた。
お…と少し驚きながらも好きなようにさせていると、甘えるように深い口付けを求めてきた。

今回珍しく長めの禁欲だったから今日はとことん満足させてあげたいな。



「ふ…ぁっ…んふ…っ…」



舌遣いに応えつつリードすると、太輔の口から甘い声が漏れ始める。
下からグッと腰が押し付けられ、既に硬くなり始めている熱を感じて元気だなぁと苦笑した。



「ふ…んっ…んん…ぁ…」



ゆらゆらと腰を擦り付けてきて、キスをしながら薄目で俺を熱く見つめる。
唇が離れると太輔は僅かに身体を下にズラして、いきなり俺の胸に吸い付いてきた。



「んっ…」



ちゅくちゅくとわざと音を立てながら与えられる刺激に、鈍い快感がジワジワと募っていく。
胸はあまり感じる方ではないけれど、太輔が俺を感じさせようと愛撫してくれている光景を見るだけで自身はすぐに熱を持ち始める。

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絢音(プロフ) - はっちみつさん» はっちみつさん、初めまして♪作者の北藤を愛でて下さりありがとうございます(^^)こちら現在連載中の「俺とお前のHUGKISS」へと続いておりますので、よければそちらもぜひ遊びにきて下さると嬉しいです♪今後も北藤は強く推していきたいと思います! (2019年7月29日 0時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
はっちみつ(プロフ) - はじめまして。こんなに素敵な北藤に出会えて感激してます。漢みっくんと可愛いたいPを今後も楽しみにしてます! (2019年7月28日 22時) (レス) id: 4caade0e16 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - さくらさん» さくらさん、初めまして♪日頃よりリピートして頂いているようで嬉しいです♪北藤はまだまだマイナーのようですが、北藤ちゃんの可愛さがもっと浸透すればいいのにと思う今日この頃です(^^)かわいい太輔さん、お届けできるよう頑張ります♪ (2019年7月26日 14時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - めぐさん» めぐさん、初めまして♪北藤の沼もハマってしまえば底無しなので、これからも細々と普及活動を行いつつ北藤ちゃんを愛でていきたいと思います!移行先でもまたお願いします(^^) (2019年7月26日 14時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - はじめまして。この作品の北藤が好きすぎて、いつも更新を楽しみに見させて頂いています(´-`)他の作品も何度も読み返してしまうほど好きです。私は北藤が好きなのですが、あまり北藤の小説を見つけないので嬉しいです!これからもかわいい藤ヶ谷くん楽しみにしてます! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 3c1a22a277 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絢音 | 作成日時:2019年6月15日 17時

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