７ㅇㅇ！ 【NCT】

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可愛らしいチューイングガムでデビューした私たちはしばらく経ったころ、新しい曲を渡された。

それでね、初めてこの曲を渡されたとき なんだか嬉しかったの。







rj「ねぇ…何そんなにニヤニヤしてるの？」

『にっ、ニヤニヤって…してません！』

jn「アハハ、僕からみてもニヤニヤしてたよ。
　ニヤニヤAちゃんは何見てるのかな〜」





ジェノオッパに取り上げられた歌詞カード。
取り返そうにも背が届かず、諦めた。
ああもう、まぁ別に変なものでもないしいいんだけど…。






rj「" My First and Last " …これ見てニヤけてたの？こういう恋愛の曲が好きなんだ？」

『別にそういう訳じゃなくて…！』

jn「Aちゃんも女の子だねぇ」

『だから違うってば！』





こんな会話が原因で、いつの間にかドリム内で「Aは마지막 첫사랑が好き」ってデマが知れ渡ってた。(デマでもないけど)










…












何日かたったレコーディングの日。
この日もたしかヘチャニオッパと同じタイミングで録った。







hc「ふふ、Aは本当にこの歌が好きなんだね」

『…え？』




レコーディング室から出てきた私に、そんなことをいうオッパ。どこにそんな要素があったのだろう。
もしかしてまたニヤニヤしてた？！







hc「なんかねぇ、他の曲よりも感情が素直に籠ってる感じ？わざわざ意識しなくても、A自体がこの曲にピッタリで…沢山聞いたんでしょ(笑)」

『い、いやぁ…』






…たしかにたくさん聞いたんだけど。

でも私にとって遠かった恋愛の曲が、今はすっごく身近にある感じがして嬉しいの。
歌詞に「たしかに！」って納得しちゃうところもある気がして、なんだか自分が面白い。









hc「ね、どの歌詞が好きなの？」

『私が好きな歌詞？』

hc「うん、Aのお気に入りの歌詞」



『えーっと…やっぱりサビかな。
　……あ、ベタすぎるかな？』


hc「ふふ、ベタかもね。でも俺もサビの部分が好きだよ」






そう笑う貴方の姿をみて、またこの歌が浮かぶ。


これは愛かもしれない。
私の目にはあなたしか見えなくて、違うと思ってたのに気付いたら遠かった『恋』に近付いてたみたい。




『ほんとうに、出口がない人みたい』





これが私の初恋と初恋の最初の歌のはなし。











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