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HSside
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「は、…え？」
『まだ練習始まらないよね？ちょっと外に出よう。
スンチョラー！』
sc「開始時間に遅れんなよー」
行こう、と部屋を出たヒョン。
慌ててあとを追いかけるように外に出ようとすると、スンチョリヒョンから "素直に話すんだぞ" って言われた。
この2人、まるで前から知り合いだったみたいに仲良くなってるな。
ヒョン以外にも、ジフナだってミンギュだって普通に喋ってるし、あのウォヌでさえ「Aヒョンは面白い」なんて言うのだ。
ヒョンと出会って、何日も過ぎたのに、俺は全然話せてないと思う。
『こういう時ってさ』
『こう…人との仲良くなり方とか、分かんないんだよね。俺。』
練習室を抜けた先にある休憩所のようなベンチに座ったヒョン。なんとなく、少しだけ距離を開けて座る。
『俺も人見知りだし、ミンギュみたいに明るく話しかけるのも下手だし…』
「いや…ヒョンはもうみんなの中心じゃないですか」
『そうかなあ、皆が入れてくれただけだよ。
暖かいね、この事務所のみんなはすごくいい人たち。』
ヒョンの言葉を静かに聞く。
なんとも言えない劣等感みたいなものが膨らむようで嫌だ。
初めて会った時から分かってたんだ、この人は何か違うって。ビジュアルもズバ抜けてるし、踊ったら自信無くすくらい上手くて、もうみんなの中心で。
毎日他の子に怒ることが多い俺は、なんて。
口に出したら止まらなさそうだから絶対に言わないけど。
『スニョンは、足のステップに気を取られると指先や表情が疎かになる』
『どう？あってたりする？』
可愛い笑顔で突然ダメ出ししてくる人なんか、生まれて初めてだ。
俺には、この人がよく分からない。
…
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せる(プロフ) - チェさん» ありがとうございます！これからも楽しんでいただけたら嬉しいです^^♡ (2023年1月16日 1時) (
レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
せる(プロフ) - ちょんちょんいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！期間が空いてしまいましたがゆっくり書いていこうと思います！^^！ (2023年1月16日 1時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
チェ(プロフ) - お話大好きです~~ㅠㅠ (2023年1月15日 3時) (レス) id: 5cde12fd59 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょんい(プロフ) - 今いちばん楽しみにしている作品です！これからも頑張ってください！ (2022年10月2日 18時) (レス) id: 6eafd3ba10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せる
| 作成日時：2022年9月27日 2時
