selfish girl

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少し考え込んでいると





医師「…Aさん。ちょっといい？」









先生に呼ばれた。









ついて行き、別の部屋にいくと









衝撃の事実を、告げられた。









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医師「…さっきの様子を見ていると、Aさんは“心因性嘔吐性”だと思われます。」







A「…しんいん、せー、嘔吐しょう…？」









あぁ、もう少し知識を蓄えておくべきだった。





全然わかんない。









A「…なんですか…それ」








医師「…原因となる疾患はなく、ストレスによって慢性的に何度も嘔吐してしまうものです」









A「…！」








ストレス。完全にあれじゃないか。









嘔吐…









私の仕事上、かなり支障をきたす。









A「治す方法ってあるんですか…？」









医師「もちろん。」









A「えっ…と、どうすれば…？」









先生の顔が険しくなったのが嫌でも分かった。









医師「…大変いいにくいのですが、







Aさんが今所属しているグループから、離れることをおすすめします。」









A「え…、」








医師「グループとしての芸能活動は、…しばらく控えた方がいいかと、」









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この時、正直悲しくはなかった。








それよりも、RAMPAGEから離れられる理由ができて、





むしろ安心してしまっている自分がいた。









A「…そうですか。」








医師「だから、しばらく仕事は休んだほうと思う。」







A「…わかり、ました。」









医師「自宅で療養されてもらっても構わないし、入院されてもらっても構いません。」









家に帰ってもどうせ1人だし、…寮なんてもってのほかだし、









病院にいたほうが、安心できるよね。









A「…入院します」









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病室に戻り、布団に入って









さっきから通知が鳴り止まないスマホを手にとった。









画面の右下にある








「+99」という文字を無視して電源を落とした。









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どうか、これが悪い夢でありますように。






目が覚めたら、この悪夢が終わっていますように。









まどろみの中そうぼんやり考えながら目を閉じた。






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