諍い ページ17
瑠唯side
それは突然だった。
なんの予兆もなく訪れた。
雑誌の撮影であるスタジオに行き、個人撮影やグループ撮影を終えたあと、座談会のようなものをして個人のインタビューにうつった。
『Aさんにとってメンバーとは？』
｢なによりも大事にするもので家族みたいな感じです。｣
『��家族"ですか...なるほど。
Aさんはご家族のお話ですと弟さんやおばあ様のお話をされますがご両親とのエピソードなどありますか？』
｢...両親とは昔からあまりそりが合わないので披露できるお話がないんです、ごめんなさい。｣
頭を下げるAの横に立ったマネージャーが｢規約にもそのように書いてあります。大変申し訳ありませんがその類のご質問は御遠慮ください。｣軽い圧をかけてそうインタビュアーに応えたことで少し雰囲気が重くなった気がした。
そういえばAのおばあちゃんや弟くんの話は聞いたことあるしあったこともあるけどAのお母さんやお父さんの話は1度もしたことない。
これだけ長くいるのにAのこと少ししか知らないのかと思うと胸の中にモヤモヤが生まれた気がした。
｢ひとつも無いわけじゃないんじゃない？
なんか話せないの？｣
あの後Aは軽い質問をいくつか投げかけられてそれに答えて、すべての仕事がおわって雰囲気の重さもなくなってきた時RANAがその一言を放った。
｢プロでしょ？
話せる程度の話の一つや二つ持っときなよ。｣
この頃Aへの態度があからさまに棘がでてきているRANA。
｢予めこちらはNG出させていますし。
本当に私としては話せることがひとつもないので。
RANAさんの言うように話を用意しておくことも可能ですがそうするとどこかでボロが出た時繕えませんし。
RANAさんが前みたいにポロッと口滑らせちゃうと困るんで｣
｢...何それ
喧嘩売ってんの？｣
｢RANAやめえや。｣
｢は？
プロとして仕事しろって言ってるあたしが悪いんですか？｣
陣さんの仲裁にも食ってかかるRANA。
Aも少し苛立っているようで返しに棘があった。
｢それに事務所とも話し合った結果なんでRANAさんに口出しされるようなことはありませんから。
ていうかさっきからプロって言葉使いますけどRANAさんが撮られる度にこっちはいい迷惑なんですよ。
プロならちゃんとバレないようにするか切るべきでしょ｣
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美雅(プロフ) - こちらの作品の感想じゃ無くてすみません。I glare this worldのお話が読みたいのでパスワードを教えて頂きたいです (2020年3月15日 23時) (
レス) id: 88d8f55ddd (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - glareの方もパスワードが掛かってしまうんですね泣 落ち着いたら更新してくれるのを待ってます！ (2020年3月10日 0時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 完結、寂しいです…。 衝撃の結末でしたが、新作も楽しみにしております！ (2020年2月14日 23時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - いつも楽しく見させていただいてます！ 完結悲しいので…リクエストを。 RANAとの対立関係に決着というか、「諍い」後の展開を知りたいです！ あとは主人公と先輩方との交流なども見たいです！ 長々と失礼しました。 (2019年11月30日 22時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
ほくぶー(プロフ) - いつも楽しく見させていただいてます！！ひとつ思ったんですが、誰が話してるのか分からなくなる時があるので名前を書いた方が見やすいと思います。烏滸がましくてすみません。これからも楽しみにしてます！！ (2019年11月26日 23時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅま | 作成日時：2019年11月1日 20時
