199話 ページ29
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No side
『……ぁぁぁ…』
次の日___、
退院を無事に終えた筈のAは
何故か再び病院へ出向き、ある病室の前で苦痛の声を上げた
その病室のプレートには薬将縁利と書かれており
Aはプレートを一瞥すると
眉間に皺を寄せ 深く溜息を吐いた
『………ぁ-… 』
花「あれ、Aちゃん？昨日ぶり！」
『…悠來？』
そんな、一見 話し掛け辛い風貌を醸し出しているAに
軽快な調子で話し掛ける人物が居た。
その人物は普段着に白衣を羽織り、
能天気とも言える笑みを浮かべている
言わずもがな 医者の花崎悠來だった
花「今日は何しに？あ、私に会いに？」
『なわけねぇだろ。……その、…薬将さんに…会いに
…でも、…なんか…会い難い…というか』
Aがモゴモゴと言葉を濁していると
悠來は察した様に目線を逸らす。
そして、次にAの瞳を見詰めると
暫くして小さく頷いた。
花「そっかー…、ならまずは取り敢えず
入れば良いと思うよと言うわけでいってらッ！」
『…は？、ちょッ！？』
悠來は早口でそう捲し立てると
Aが何かを言い返す前に手を捕み
勢いよく病室の扉を開けAを押し込んだ
『…は？……は？！
…っおいゴラクソ悠來アァァアァ…！！』
Aが扉を開けようと引き戸を引くが
開かない。
あのやろ鍵かけやがった…！！
どんな早業だよ！！もうなんか控えめに死ねよ！！
Aが胸中で悪態を吐いていると
ｶﾀﾝ、と後ろで物音がした。
Aがそっと後ろを振り向くと
そこには あの夢の中で見た、自分の父親がベッドに座っていた
Aは緊張した面持ちで父親の顔を見遣った。
反射で生唾を飲み込み、恐る恐る口を開く
『……と、……父さん……？』
.
縁「………A…」
縁利は目を見開き、
ポツリと自身の娘の名前を呟いた
『…………本当に……父さん…なの…？』
縁「…あぁ」
Aは静かに父親が居るベッドへ歩を進め
ある程度の距離まで近付くと足を止めた
…両者とも何も言いだせずに沈黙が続く。
暫くして、遂に縁利の方が先に声を出した
縁「…………記憶は」
『…、多分、戻ったんだと…思う…』
Aはそう返すと
縁利は一瞬目を伏せ、そうか、と呟いた
縁「……何処まで」
『殆ど……全部じゃないけど、見た
母さんの事も、父さんの事も……』
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カフェオレ。(プロフ) - ユメコイさん» っおおおお！！（うるさい）お待たせしました！！第5章、ただいま公開いたしましたので、見ていただけると嬉しいです！長らく返信できずにすみませんでした(´；ω；｀) (2019年8月21日 9時) (
レス) id: 471c42eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - 夏梨さん» 返信遅れてしまい申し訳ございません……！！お待たせしました…！第5章公開いたしましたので、拝見していただけるとむせび泣いて喜びます！！コメントありがとうございました！ (2019年8月21日 9時) (レス) id: 471c42eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ユメコイ(プロフ) - 5章、楽しみにしてます！ご自分のタイミングで頑張って下さい！ (2019年7月15日 15時) (レス) id: bd93b7215e (このIDを非表示/違反報告)
夏梨 - 5章楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年4月1日 12時) (レス) id: f48b2c45f5 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - ミルミラさん» すみません、5章のパスワードを解除する日は未定です…イマイチ書き直す気になれないのと若干の手直し中なので… (2018年8月27日 0時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
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