film17 飛ぶ鳥を落とす勢い大作戦！ ページ18
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沸き立つ歓声に包まれ、スタートした
雷門対御影専農戦。一年ほど前に彼等と円堂達の戦いを見ていたAはなんだか懐かしい気持ちになる。
開始早々、選手達のイレブンバンドに着信音が届いた。作戦開始の合図だ。
｢飛ぶ鳥を落とす勢い大作戦！スタート！｣
明日人を筆頭に、ゴールキーパーののりかを除き、全員攻撃をしかける雷門。
「全員!?」
「これが、飛ぶ鳥を落とす勢いってこと!?」
確実にパスを繋いでいく彼等を目で追いながら、つくしと杏奈は、驚いたように目を丸くした。
｢相手を交わせれば、確実にシュートチャンスはあるわ！！｣
守りを固めてきた御影専農を、2人抜きした小僧丸を見つめ、Aは目を細めて囁いた。
｢ファイトトルネード！｣
決まるかと思われた小僧丸十八番のシュート。
しかし、正面からだったためか、ゴールキーパーは必殺技でがっちりとボールを受け止めた。
「しまった！自分たちの陣ががら空きじゃないですか〜！」
全員攻撃が仇となり、自軍がゴールキーパー以外居ない、無防備状態である事に、気づいた奥入が叫んだ。
｢まずいわよ！｣
｢この作戦は敵を強行突破するのには優れているけど、カウンターをくらう可能性が大きすぎるわね｣
あまりにスッキリとした雷門陣営を見て、杏奈は頬に汗を浮かべ、隣に座るAの横顔を伺うように横見ると、呟いた。
当の本人は涼し気な顔で、バインダーにシャーペンでサラサラとデータを記入しながら答える。
FWである山岸、下鶴の2人を筆頭に、敵はここぞとばかりのスピードで猛烈に上がっていく。
｢ちょ、Aちゃん！｣
｢A！？｣
彼女の言葉通り、まともにカウンターを食らっているこの状況に不安を感じたつくしと杏奈は、左右から中央に座るAの肩を激しく叩く。
Aは清々しいほどにそれを無視すると、フィールドにいる今日のキープレイヤーである日和に目を向け、黙って彼を指さした。
「今こそ使う時！落ちろ、飛ぶ鳥！
"シューティングカット"」
ゆっくりと落ちてくるボールを見て、特訓を思い出した日和は、"今でしょ！"という監督の指示を理解し、新たな必殺技を繰り出した。
日和の右足から発生し、彼を包み込んだ竜巻は、ボールを回転に巻き込み、見事敵の猛攻を止めた。
パスを受け取った明日人は、敵の包囲網を掻い潜り、ノーマルシュートで得点を決めた。
(一体どんな特訓をしたの？)
(雑巾がけ)
(……そう……)
真顔で答えるAに杏奈も突飛な返答に慣れたのか、数秒の間の後、微妙な顔のままうなづいた。
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シロナ(プロフ) - 愛音さん» リクエストありがとうございます！水神矢くんは、対王帝戦の前後で、雪乃ちゃんを精神的に支えます。絡みは、少し先のお話で予定しているので、お待ちいただければ幸いです！ (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 水神矢成龍くんとの絡みをお願いします。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: 95fbe585e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - あんさん» あんさん、リクエストありがとうございます。鬼道さんとは、星章対王帝の試合で沢山絡ませる予定です！せっかくの幼なじみ設定なので、日常での絡みも増やしたいと思っています(*´艸`) (2019年3月20日 11時) (レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
あん - 鬼道さんとの絡みをお願いします。(￣^￣ゞ (2019年3月20日 10時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sirona | 作成日時：2019年2月28日 20時
