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家族の話 3 ページ8

7.



これ以上弟について書くと、いろいろ思う事、つまるところの恨みが溢れ出てきそうなので弟の話はこれで終わり


次は母だ


母は未来を見据えていると思う

まだ、現役バリバリなのにもう、定年後の年金の心配とかしてるし(これは普通なのか?)

自分の職もいろいろ考えて、教師は断念してるし

正直、なんでそこまで出来るのか不思議に思う。片付けは出来ないが


母は将来を私に変わって見ていると思う

私の不登校だって、私の将来が危なくなるから行けと言う

行っても対して、意味がないと言っても、学校に行く習慣をつけることは次にとても役立つからと言って、私が完全引きこもりになるのを許してくれない

進学、就職

それを母は常に見据えている


そんな母を疑問に思う

母は“今”をちゃんと見て、きちんと見れているのだろうか

これに関しては価値観の違いなのかもしれないが、私は今の方が大事だ

今が充実して、楽しければそれでいいと思う。未来を、将来を考えるのは苦手だ


確かに、将来のことを考えるのはとても大切で、重要だ

私でもそれぐらいわかる


母がしつこいぐらい、行けと言わなければ、学校には行ってなかったし、次のことも忘れようとしていただろう

勉強もしていなかったかもしれない

とっくにおちていたかも‥‥

母には感謝している


でも私には先が見えない。想像できない

母の言うまま進学して、いつかは就職もするのだろう

それが想像できない


子どもにとって、親は神だ

自分を否定されないように、愛されるように、それだけを求め、演技をし、生きる

もしかしたら、私のこの将来を考えなければいけないという思考も植え付けられたものかもしれない

私にとっては、母とはそれぐらい絶対的なものだ


私はどうすればいいのだろうか


どうすれば、正解だった?

母の期待を裏切った

学校に行かなくなった

朝に起きれなくなった

普通の人が辿る道を外れてしまった


私は母を泣かせた



あぁ、夜は感傷的になるから困る


母はすごい

私と弟を一人で育てている。仕事もしながら

たった一人で、このめんどくさくなってしまった私たちを育てている

一日も欠かさず、電話を鳴らし、薬を塗るのを手伝い、ご飯を作る

どれだけの苦労があっただろうか。どれだけのストレスがあっただろうか

私にはわからない。はかりしれない


私は決して母の期待通りにはなれない

そのことが私に深く突き刺さる


私はこうして“今”を生きている

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作者名:潮見 不可 | 作成日時:2022年9月21日 13時

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