黒髪の君 Ⅳ (ページ9)

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後輩の願いページ9

You side

着信音が鳴って、なかなか無い名前に驚きながら応答ボタンを押す

「お疲れ様です」

『お疲れ様、どうした？なんかあった？』

「いや、あの、お願いがあって、」

『、？』

「、、僕が作った詩の曲を作って欲しいです」

「歌詞送るので、見て頂いてお返事お願いします」

そう言って私のパソコンに送られた歌詞を見る

” どれだけ夢を見てきただろう叶うはずがないと思ってたあの頃を ”

” ある日言われたこのメンバーである日言われた名前背負って ”

” 辛くなったら僕の名前呼んですぐそばにいるから。 ”

ラ「Aちゃんどうしたの？」

『、、え？』

ラ「泣いてるよ？」

ラウールに言われて頬を触ると暖かい水滴

電話の向こうから私を呼ぶ声が聞こえる

「どうですか？」

『、、すごくいい。』

「ほんとですか？ありがとうございます！」

『うん、この駿くんの詩に曲作らせてください』

道「え、ほんとですか？！！」

『うん、作りたい』

道「ありがとうございます。めちゃめちゃ嬉しいです」

『駿くんの想いがつまった曲大切に作らせて頂きます！』

道「ふふ、ありがとうございます！」

『じゃあ、出来たら音源送ります』

道「はい、ありがとうございます。」

『いーえ、お疲れ様』

道「お疲れ様です、失礼します」

.

向「Aちゃん曲作るん？」

『うん、見て、この詩』

そう言って私のパソコンの画面をじーこに向ける

向「、、いい歌詞やなぁ」

『だよね、』

向「俺ここ好きや」

『わかる、私も1番そこが好き』

” 不安が募って壊れそうになっても横を見れば君がいるから ”