黒髪の君 Ⅳ (ページ38)

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星「恋愛の話ちょっとしてもいい？」

『(マネージャーを見る)大丈夫です』

星「んー、恋愛の感情捨ててるね」

『(頷く)』

星「さっきも言ったけど根っからのアイドルだから、恋愛しないように自分を閉じ込めてる」

『ふふ、』

星「デビューするってなった時に女性としての幸せよりグループとしての幸せを掴もうって決心したんじゃないかな」

『うん、そうですね』

星「でもあなた結婚するわよ。しかももう出会ってる人と」

『え、ほんとですか』

星「ほんとほんと」

『えー、こっわ(笑)』

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星「じゃあ最後ね」

『はい』

星「Aさんの今までの人生の中でまさに今が1番運気が低迷してる」

『、、』

星「どうしたらいいかわかんなくなってるし、自分を見失ってる」

『、うん、そうですね』

星「今、1人で活動してるんだっけ？」

『そうです、9人がお休み期間に入ってて』

星「きついよね」

『(苦笑い)』

星「助けてっていうのが出てる。違ったらごめんなんだけど、お休みに入ろうって考えてる？」

『(驚いた顔をして、頷く)』

星「うんお休みした方がいい。悪いお休みじゃなくて、Aさんが今後もっと活躍するために今一旦立ち止まることがすごく大事」

『そうなんですね、』

星「大丈夫、あなたは、周りの人に恵まれてるし、根がしっかりしてるから、大丈夫よ」

『えー、なんか、泣きそう、(笑)』

星「今までの努力のおかげであなたの魅力は花が咲くようにもっと高まっていくから」

『ありがとうございます、』

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