タイムリミットは5日間【シャークん】 (ページ2)

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2日目ページ2

『おはよう！シャークん』

シ「ああ、おはよう」

その声が好きなの

『今日もお姉ちゃんが作ってくれたお弁当？』

シ「うん」

『いいな、美味しそうだもん、あそうそう』

シ「なに？」

『これ、夏目から』

シ「夏目から？」

そんな嬉しそうな反応しないでよ

『うん』

シ「そっか、ありがとう」

すこし、頬がそまる

やっぱり、私より夏目のほうが似合ってる

『うん、ばいばい』

もう、希望はないのかな

「シャークんにあったの？」

なんで、こんなところにいるの

『うん、あった』

「んで？ちゃんと伝えた？」

『何も伝えてない』

「これだからAは…」

『うるさいな、夏目にさっさと気持ち伝えたら？』

「それができたらいいんだけどね」

『ほら、やっぱり難しいでしょ？』

「うん、そうだね」

『似た者同士だよ』

「そうだね」

『で？きりやんは夏目にようがあるんじゃないの？』

きり「いや？なにも」

『そんなんだから私みたいになるんだよ』

きり「そうだね」

きりやん、夏目のことがすきで私がシャークんの事が好きなのを知っている良き相談相手だと私は思っている

『いやだけど、夏目がシャークんと付き合う可能性は99,9%』

きり「ほぼむりじゃん」

『どうせ両思いでしょ？』

きり「まあね」

私たちはほかの恋を探さなくちゃいけないのか

運が悪い、シャークんに恋なんてしなければよかったのに

『きりやん、タイムリミットは5日間』

きり「え。」

『わかるでしょ？』

きり「うん、でも勝ち目はないよ」

『ふられる覚悟しかないよ』

きり「しょうがない、俺もやるよ」

『そのあと、二人でいっしょに告白現場でもみようか』

きり「いやだね、告白が必ず成功するのを見るのも」

『そうだね』

でも、それをするしかないのだ

そうやって二人の幸せを祈るしか

きり「じゃあね」

『もうこんな時間なんだ、ばいばい』