スキズとひみつレンアイ part4

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ヒョンジンside





FL「ヒョンジナ」



HJ「なにヨンボク」

　
　


僕は少しだけ不貞腐れた


　
スンミニ達が僕を茶化すから


　
…僕だってヒョンの隣に座りたくなかったよ


　
だけど、いつまでも我儘言ってちゃダメだって気付いたから



　
　
…僕なりの誠意だったんだけどな



　
　
FL「僕はわかってるよちゃんと、ジニの考えてること」


　
後ろからひょこっと顔を出しながらそう言うヨンボク


　


HJ「…うん……。やぁ〜！ヨンボガだけだよ僕の味方は！うりゃうりゃ〜！！」



僕はヨンボクのその言葉に嬉しくなり、頭を思い切り撫で回した



　
FL「ちょっとジニ！今ただでさえ髪傷んでるんだから！」



HJ「ははっ、ゴメン」





そうだ

　
また気持ちを切り替えればいい


　
　

ビニヒョンやイエニと一緒にいる時のヌナは、本当に幸せそうな顔をするから


　
　
僕だってそんな風にヌナに微笑んでほしいから



　
　
　

　
　
FL「………」




　




でも僕は重大な点を見落としていた


　
　



　
そしてそれに気付くまで



　
あまりに遅過ぎたんだ




　
　
　
　
　
　
ーー



　
　
　

LK「…ふあぁ〜…ヤバい眠すぎる」
　


BC「リノ早く寝なー」



LK「でもヒョン〜明日休みですよね僕たち」



BC「そうだね、唯一の自由時間。だからどっか観光したいなら明日だけだよ」



HN「たこ焼き〜たこ焼き〜」



『たこ焼き食べたいね？ハナ』


　
　

私はデスクにパソコンを広げる

　

横には明日のオフを楽しみにしているメンバー達がいた

　
　


HN「うん！ヌナも行こうよ！』



　
ハニが横から顔を出し満面の笑みでそう言う
　
　


『行きたいんだけど私動画の編集しないと行けないからなぁ』
　
　
　
　

LK「いいじゃんそんなのスタッフに任せれば」






『それでも良いんだけど、自分で撮った映像を自分で編集した方が愛着湧くじゃない？』




LK「ふーん、そういうもんなのかねぇ」




肘をつきながら隣で私の様子を見るリノくん


　
ふと彼を見ると、しみじみ思う

　

　
『リノくんってホント鼻高いね、まつ毛も長いし』



LK「羨ましい？」



ドヤ顔で顔をこちらに向けるリノ


　
この偉そうな顔をする時のリノは、素直に喜んでいる時だ



　
『そうでちゅね〜うらやまちいでちゅ〜ハハ』





そんなリノの顔を両手で包み可愛がった


　

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