* 白岩瑠姫 ページ6
「今日はここの一番いい席取りました〜!」
「まってこんなにいいレストラン?!?!」
「瑠姫王子によるエスコートでA姫をお迎えします…」
「瑠姫くん今日本当にテンション高いね…」
イベント事が好きって言うのもあるのかもしれないけど…
「あれっ、瑠姫じゃん!こんなとこで会えるなんて運命かな?笑」
突然若い女性が声をかけてきた。
「…」
一瞬で瑠姫くんのテンションが下がり、嫌そうに女性を見ている。
「えっと…お友達?」
「そっちこそお友達?」
女性は私のことをジロジロと眺めてくる。
「早く行けよ、俺の彼女だから。」
「え!瑠姫彼女居ないんじゃないの?!」
「いるよ、いっつも居るっつってんだろ。」
「女避けなのかと…」
「女がいるから女避けしてんだよ。てか誰だよお前。」
「は?!同じ科目とってんですけど?!」
「俺A以外の女興味ねぇから。」
会話の内容から、瑠姫くんの大学の方なのだろう。
「えっと……^^;」
「女持ちとか、まじ無いわ…」
女性はそう吐き捨てるように言って、席を後にした。
「…Aごめん。多分秀太の友達だわ。じゃなきゃあんな図々しく来ない。」
「大丈夫だよ。」
明らかに不機嫌になってしまった瑠姫くん。
「ふふ」
「何笑ってんだよ。」
「ありがとう、瑠姫くん。」
拗ねたようにこっちを見てくるところも愛おしくて。
「お礼言われるようなことしてねぇよ。」
「でもなんか、愛されてるなって思ったの笑」
なんだよそれ…なんていって少し笑って。
「あ、そうだ!これ、クリスマスプレゼント。」
「手袋…」
「いっつも手が冷たいあなたに!笑」
「好き。」
だんだん調子が戻ってきてくれたみたいでよかった。
「俺からは、これ。」
と言い、彼は小さな箱を取りだした。
「俺と婚約してくれない、かな。」
彼は照れくさそうに私を見つめてきて、
「よろしくお願いします…」
いつも以上に好きって言ってくれたのも、特別な日っていう理由も、今、よくわかった。
「そろそろ同棲もしたいね。12時過ぎても帰さなくてよくなるし、ずっと一緒にいれる。」
「王子様と一緒で私は光栄でございます笑」
「俺らの城だな笑笑」
その日から、ずっと左の薬指に彼とお揃いのシルバーリングを着けている。
その後秀太くんから聞いた話なんだけど、
大学で今まで以上に私の話をし始めているらしい。
大学の王子様はデレデレになって永遠と話すので色んな意味で話題だとか……
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てる - 読者の皆様大変申し訳ありません。作者の不手際でアカウントログアウトしてしまい、ログイン出来なくなってしまったので更新は終了となります…ご愛読ありがとうございました。 (2020年8月14日 16時) (レス) id: 8016221eec (このIDを非表示/違反報告)
推しはヒチョン - 発想力が乏しいので、お任せします。ヒチョンさんの作品があることが嬉しいので。 (2020年2月1日 9時) (レス) id: 2f509fd299 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 推しはヒチョンさん» ありがとうございます、具体的なリクエストはありますか?無ければ完全に私独断になりますので、よろしければご返答願います。 (2020年1月31日 19時) (レス) id: cebf547678 (このIDを非表示/違反報告)
推しはヒチョン - ヒチョンさんの話を書いてくださりありがとうございました。もし、よかったらまた違うテイストでヒチョンさんの話を書いていただきたいです。 (2020年1月31日 17時) (レス) id: 2f509fd299 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 嫉妬しちゃう蓮くんリクエストですお願いします。 (2019年12月30日 1時) (レス) id: a90bdc83e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:輝 | 作成日時:2019年12月1日 17時