４話 ページ5
〜 🐈⬛ side 〜
外からは 、悲鳴が聞こえたり 何かが床に落ちる音が聞こえた 。
俺は 、恐怖より 好奇心が勝ってしまい 、
棚の扉を少し開けて 、教室の様子を見た 。
すると 、どこからか ぷ〜ん 、と 生臭い匂いがした 。
床をよく見ると 、床には一面赤く染まっており 、
おそらく 、１０人くらいの ばらばらになった体が あちこちに散らばっていた 。
『 ひぃぃぃ ！！ 誰か助けて ！！！ 』
あれは 、、ブライス 、？
ブライスは必死に後退りをしている 、だが 、口の周りと手に赤い液体をべったりくっつけた
“ アイツ ”が ペタペタ 、と不気味な足音と笑い声をあげながら近づく 。
『 助けないと 』 と心の中で強く思っても体が震えて言うことを聞かなかった 。
だから 、俺は息を殺して見てることしか出来なかった 。
『 殺さな゛ｯｯｯｯ ！！！ ぐぁぁぁぁ ！！ 』
“ アイツ ”は 、ブライスの首元を噛みちぎった後 、体をバラバラにしてそこら辺に散らばせた 。
そして 、自分の頭を捥ぎ取り 教室の真ん中辺りに置いた 。
さっきまで 、こんなに平和に勉強していた温もりのあった教室が
さっきまで 、生きていて 笑い合っていた友達が 、仲間が 、一瞬にして殺されてしまった 。
そうか 、人間は脆いんだ 。
どんなに強く見えていても本当は 、薄いガラスよりも凄く弱い 。
“ アイツ ”はこっちに向かってペタペタと足音を立てて近付いてくる 。
最初からわかっていた 、とでも言うような足取りで 。
神様 、これは夢ですよね ？
どうか夢であってください 。
なんて叶わないことを願う 。
“ アイツ ”との距離があと 3m になった時
掃除用具入れが がたがたッ 、と動き始めたと思ったら
扉が勢いよく開かれ クレオが出てくる 。
アイツの視線はクレオの方に向いた 。
クレオ っ 、、！？ なにしてんだよ ！？ お前も 、アイツに 、、
クレオは 、散らばっているバラバラになった体の一部 、誰かの頭を軽く蹴飛ばした 。
🕊「 …… 重い 。 」
すると 、クレオは少し口角を上げた 。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
UmejiMitsuzuka - 西洋には詩や詩を書く技術がありますが、それらには名前がありません。 暴力的な場面を、イメージがどう見えるかを直接的に表現しない方法で描写することができる。 その代わり、内臓を描写する方法は、類推や比喩によるものです。 (2023年2月3日 15時) (
レス) id: ff6f65170c (このIDを非表示/違反報告)
零意(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしています！ (2023年1月20日 16時) (レス) @page3 id: e36712f66b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 零意さん» コメントありがとうございます ！ 続き頑張って書きますね ！！ 零意さんの小説の新話も楽しみです ！ お互い頑張りましょ ！ (2023年1月19日 19時) (レス) id: f529994225 (このIDを非表示/違反報告)
零意(プロフ) - 新作のストーリーありがとうございます！これからが楽しみです！ (2023年1月19日 19時) (レス) @page1 id: 83f3631051 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2023年1月19日 15時
