treasureは、すぐそばに。 (ページ5)

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不器用な優しさページ5

Aside

ーーー・・・お腹が空いた。

ただいまの時刻、深夜0時。

今日は早めに仕事が終わったこともあり、暇だったからそのままT5の宿舎に遊びにきていた。

みんな仕事終わりでお腹が空いていたため、早めに出前を頼み18時には夕食を済ませていたのだ。

そのまま少しダラダラして自分の宿舎に帰ればよかったものの、あまりにもアサヒとやるマ◯オカートが楽しすぎて、気付けば23時を過ぎていた。

自分の宿舎に帰るためにこんな深夜にマネオッパを呼ぶのも申し訳ないしなーと思い、リビングでダラダラしていたら、あっという間にこの時間だ。

自分が勝ち続けて気持ち良くなったアサヒは、ついさっき
「ほな寝るわー」
と言い、自分の部屋に帰ってしまった。

何とも自由な男・・・・・。

まあ、そのラフさが居心地が良かったりする。

そんなこんなで、ゲームで冴えた目はなかなか重たくならず、誰もいなくなったT5のリビングでテキトーにネットサーフィンをして起きていたが、流石にお腹が空いた。

お菓子はさっきマ◯カーしながら全て食べてしまったし、何か作ろう！と思い立つが自分はマシホがいなければ料理ができないことを思い出す。

もうこのまま頑張って寝るしかないか・・・

無理やり自分の空腹を諦めさせ、私があまりにも泊まりにくるからか、いつからか用意してある私専用のブランケットを体にかけて、ソファに寝転がった。

明日の集合時間何時だっけ、と、目覚ましをかけるために携帯をもう一度開いて確認していると、

『A？』

さっきまで物音1つしなかったリビングに、足音と共に私を呼ぶ声が響いた。