treasureは、すぐそばに。 (ページ13)

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A「おはよ〜ジョンウ」

ジョンウ「おはようございます、ヌナ」

ほら、寝起きで浮腫みだらけの俺とは違って、今日も、朝一番とは思えない眩しすぎる笑顔で挨拶してくる。

まだメイクをしてもらっていないせいか、その綺麗な顔はいつもよりあどけなかった。

俺達メンバーに挨拶した後は、スタッフさん達にも元気よく挨拶をしている。

誰にでも明るく、目を見て挨拶しているヌナを見て、ソロ仕事があんなに多く入ってくるのも、分かる気がした。

今日は、ファッション撮影ということもあって、メイクや衣装がいつにも増して煌びやかだった。

衣装はスーツでビシッと決め、俺の髪型なんかはオールバック。

普段しない髪型になんだかソワソワしていると、「Aさんヘアメイク終わりましたー！」と、スタッフさんの声が聞こえ、そちらを見てみると、

ジフン「わ〜〜おウリAヤ〜〜〜！！」

誰よりも先にジフニヒョンが大きな声を出して反応した。

それも無理はない。

そこにいたヌナは、身体のラインが分かるピタッとしたロングドレスに、髪型はストレート、普段はある前髪も横に留められていて、なんとも大人っぽいスタイリングだった。

ジェヒョク「ヌナ綺麗〜〜！！」

ジュンギュ「わ〜お、セクシーだねえ」

A「皆そんなにジロジロ見ないで(笑)」

いつもと違う姿にメンバー皆釘付けで、一瞬にしてヌナは囲まれた。

ジフン「ヤ〜ジョンファニ、口が開いてるぞ？(笑)」

ジョンファンなんて、呆然として見惚れている。

ヒョンソク「にしても、ちょっとセクシーすぎない？これ、ギリギリまで掛けといて？」

A「もうすぐ始まるのにー……」

ヒョンソギヒョンは太もも近くまでスリットが入っていることを気に入らないのか、即座にブランケットを渡していた。

ヌナはブツブツと文句を言っているが、確かにそのスリットはセクシーすぎる。

なんとも大人っぽいヌナを見て俺も呆然としてしまった1人だが、こんなにドキドキさせられっぱなしでいいのかと、なんだか急に我に返った。