山犬流物語の書き方 (ページ6)

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▽過去ページ6

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ほぼ全ての物語にあるのが、主人公などの過去

ほとんどが暗いもので、それが現在の彼らの性格や行動を作っています

そしてその過去は物語のなかで露になってくるわけです

……しかし、皆さんはどんなタイミングで過去を出しているでしょうか？

私の場合は、まずその過去のトラウマなどによって主人公などに何かが起こります

例えば過去に自分を裏切った友達が現れる、など

そしてそれにより、ベタなところでは倒れたり、泣いたり、過呼吸になったり……

そこから回りの人が過去のことを教えてくれないか、と繋がって過去の解明が始まります

占ツク内では、はじめの方、会ったばかりの人に過去を教える、という物語も数多くありますが私は少し違和感を覚えます

だって、初めて会ったような人にすぐ過去って話せますかね？

心のそこに抱えた重い重いトラウマ、過去は、「嫌われたくない」とか「迷惑かけたくない」とかの理由で話すことをためらうはず(多分)

私だったら簡単には教えられないかなぁ……

相手を知って、信頼して、この人なら大丈夫と思えたなら……相手が、自分の過去を受け入れる覚悟をしてくれたなら、伝えられると思うんです

だから、過去を話すならちゃんとした相手との交流を書いてからの方がいいかもですね

しかし、最初に書くのも手、という場合だってありますっ！！

一目惚れして、とか術をかけられて、とか

作者さんの想像、書き方によってどちらがいいかは変わってきます

最初の方に書くときは、

＿＿＿

なんで俺はこいつに話している？

ずっと抱えて、一生消えない傷を

あいつらにさえ言おうとは思わなかった過去を

なんで会ったばかりのこいつに話しているんだ

こいつが持っている雰囲気とか、包み込むような声とかのせいか？

それとも……

「……はは、情けねぇなぁ、俺」

こんな簡単に、こいつに絆され(ほだされ)ちまうなんて

＿＿＿

みたいな、教えていることに対しての心の中での戸惑いや考えを多めに入れてみるといいかもしれません！

あと、“会ったばかり”ということをちゃんと書くことも大切です！

それだけでシリアスっぽくなるし

はい