一目惚れしたのは獣耳少女達でした２【そ/ら/る】【う/ら/た/ぬ/き】

５８話 ページ9

ラビside

僕の好きに…うらた納得してない…。

なんで？僕も好きなのに。

『…僕の好きと…うらたの好き…違うの…？』

う「…悪いけど…違う」

なんで違う…？

『…道具としての…好き…？』

う「んなわけねぇだろ」

『じゃぁ…なぁに…』

少し不安でうらたの服を少し掴む。

うらたには嫌われたくないよ…。

う「ラビは特別ってこと」

『…特…別？』

う「…俺のラビへの好きは…お前にしか言わない好き」

『僕に…だけ…』

その言葉が何故か嬉しかった。

僕だけ…特別…。

『…僕…物じゃない…？』

う「…俺はラビのこと普通に人間と同じように扱ってる」

『！』

人間と同じように…か…。初めて言われた。

う「その中でも特別なやつだよ」

優しく笑ったうらたにドキドキしてしまう。

また顔見れない…。

『うらた…優しい…』

う「優しくない」

『優しいって言ったら優しいの！！！

…僕…優しいうらた大好きっ！ずっといっしょがいい！』

う「…お前がそう言うならずっと一緒にいるよ」

『…家族？』

う「え？」

『うらた家族…？』

う「とはちょっと違うな…」

『むぅ…』

う「な…なんだよ」

『僕うらたとお母さんとお父さんみたいになりたい』

う「はっ！？！？」

『そしたら家族っ！うらたとなりたいっ！』

う「……それ俺じゃなくても…」

『ううーっ！うらたじゃないとやだっ！』

う「…母親と父親って…いわば夫婦じゃん」

『あ！そうそう！夫婦！夫婦なりたい！』

う「……意味わかってんのそれ」

『？お母さんはずっとそばにいたいと思う人となるって言ってた！』

う「…はぁ…」

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