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「実、弥っ……!駄目だ、駄目……んっ」
「逃げるな……Aさん」
今までに感じたことのない、身体の髄から押し上げてくるような背徳感。
聞き慣れた実弥の声が、直ぐ耳の近くで響く。
ぬろりと、耳に舌が這う。
嘘だろ、嘘だ……どうしたんだ……実弥。
足の力が抜けていくのを感じる_____
・・・
実弥と初めて出会ったのは、御館様が皆の前で、実弥を柱として紹介したときだった。
そのときの実弥はまだ肌も綺麗で、幼い割りには、何か悟ったような落ち着いた顔付きをしていた。
御館様からは個別で、「Aが面倒を見るように」と言われていたので、話しかけにいったものの、中々に気難しく、直ぐには心を開いてくれなかった。
そんなある日、実弥と手合わせをする日機会があった。
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mikitty(プロフ) - 好きです!!!! (2022年12月25日 13時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - やっぱり何回見ても最高だなぁ、ぐへへ(( (2020年12月19日 14時) (レス) id: 4fc468f2f2 (このIDを非表示/違反報告)
柴犬(プロフ) - 素敵な作品ですね...、愛情表現や色気のあるシーンがすごく好きで一気読みしてしまいました。他の作品も読ませて頂きたいのですがパスワードというのはどちらで伺えばいいのでしょうか...? (2020年5月30日 9時) (レス) id: 87b58a18e6 (このIDを非表示/違反報告)
ohagi - めっちゃ最高でした。自分も腐ってるのでBLの方がよけい萌えました! (2020年3月31日 14時) (レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
ひつじマイケル(プロフ) - お疲れ様です!読んでいてとても面白かったです!よろしければこれの短編集を読んでみたいです! (2020年3月30日 14時) (レス) id: 37a32601d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たつき | 作成日時:2020年2月29日 20時