【男主】溺欲【不死川実弥】

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「んっ……んんっ…………！」



息が……息が出来ない…………

全集中常中どころじゃない。

初めての感覚が凄く苦しい。

でも、あまりに必死で、見たこともないような雄の顔をしている実弥を、俺は拒むことができなかった。



「ん……ふ……」



目尻にジワッと涙が貯まる。腰がガクガクして、可笑しくなってしまいそうだ。

座り込んでしまわぬよう、いつの間にかガッシリとした男の体つきになっていた背中を掴んで、実弥の舌を追う。

口の端から、唾液が垂れた。



「さ、さねっ……実弥…………っ！」



やっとのことで俺が発した言葉に、実弥がハッとしたように唇を離す。

ぷは……と、酸素を吸い込む音がした。



「Aさん……すみません、俺…………」



実弥が泣きそうな顔をして、俺の肩に顔を埋める。

そんな実弥に俺はただ、背をさすってやることしか出来ない＿＿＿＿＿





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□大正コソコソ噂話□

この作品(って言ったら聞こえがいいけど)を作った理由は、2020年の閏年に、何か作品を残しておきたいと思ったからだよ！二月二十九日は、四年に一回しかないからね！

鬼滅は、凄く好きだけど占ツクではまだ手を出したことがなくて、まさかこんな沢山の人に見てもらえるなんて、思いもしませんでした。本当にありがとう！

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