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〆.
寝る時はそれぞれの部屋のベッドだったから、甘えんぼしげちゃんとやらはおしまいかな?
ちょっと寂しいけど、まあいっか。
おやすみなさい。
「……ん〜……」
ん……?
部屋のドアの開く音に目が覚めた。
まだ夜中だ。
「………、だきまくらぁ……」
大毅くんがふにゃふにゃ、寝ぼけた声で私の布団の中に入った。
「大毅く、」
「んん〜」
気持ちよさそ…………別にいっか、困ることはないし。
今日は大毅くんからいっぱいハグしてもらえる日だったな。
大毅くんの抱き枕になら喜んでなるよ。
「ふふ………おやすみなさい」
大毅くんと出会ってから、幸せいっぱいもらってるなぁ。
「おはよ、大毅くん」
少し窮屈なベッド。一緒に眠ったのは初めてだった。
「んあー……はよ、A」
「寝惚けてこっち来てたよ」
「………わざと、って言うたら?」
「へっ?」
寝起きのとろんとした顔に、いたずらっぽく上がる口角。
「まぁだ甘えたりひんねんなぁ〜」
「それはいいけど、もう朝ご飯とお弁当作らないといけない時間だから……」
「ええやんかぁ、もうちょいごろごろしとこ」
大毅くんに掴まれてるから完全に動けない。
「だって、お腹減るよ?」
「コンビニでなんか買ってこ、今日くらいええやろ?」
「うーん……」
どうしたんだろ、甘えたが爆発してる。
………私も、そのまま甘やかしちゃうんだけどね。
〆.
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まりん(プロフ) - 続き気になります! (2019年5月2日 10時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
神なな - ほんとにぃっ!なんですか!?こんな可愛いお話…ヤバイですよー!シゲに抱きつかれるなんて夢のそのまた夢の夢の夢の…夢の…y‥更新頑張ってください!!!!次も必ず見ます!読みます!叫びます! (2019年5月1日 19時) (レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
A - な!なんですか!?!?このほのぼのかわいいお話は私今まで見たお話でいっっっちばんすきなお話かもしれないです!大変かもしれませんがこれからも更新頑張ってください!! (2019年4月30日 21時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はゆな | 作成日時:2019年4月30日 15時