おまけ04.彼女のやきもち３ ページ23
〆．
「A！！」
さっきの時間中、大毅くんからメッセージが止まらなかった。
『眠いから保健室で寝てるね』とだけ返せば、そこからピタッと連絡は止まり。
そういう優しいところが本当に大好きで。
休み時間になった瞬間に保健室へ駆け込んできた大毅くんは私の浮かない顔を見て眉を下げてしまった。
「どうしたん……？」
また私の勝手なやきもちで、大毅くんを困らせてる。
「………もっかい、妬きました」
「え」
布団を鼻の上まで被るも、すぐに剥ぎ取られてしまう。
「もしかして、桐川？」
「…………ん」
こくんと頷くと、パアアッと華やぐ表情。
「もう、可愛ええなぁっ！」
ぎゅーって。安心させてくれるようにハグ。
「俺はAしか見えへんねん。てか桐川がグチグチ言うてる時の俺の顔見た？多分死んでたで。こんな」
「ふふっ、どんな顔でもかっこいいなんてずるいね」
「…………ずるいんはAの方やわ」
「ん？」
大毅くんの優しい目も好き。
その目が私を映しているのも好き。
「ほんまに、Aだけや。Aは俺のタイプどストライクやからな」
「でも、本音言って喧嘩できる彼女の方がいいんじゃ……」
「誰やねん、そんな噂流したん(笑)平和主義の俺が？ありえへんな！それにAは、ちょっと泣いてまうけどちゃーんと本音言うてくれてるし？その本音も可愛すぎるし？」
ほんま好きやわ、とえくぼを見せた大毅くん。
「ね、思ってること言ってい？」
「ええよ？」
「ちゅー、したい」
「！！！！」
素直に言ってよかった。
だって、
こんなに甘いキスをプレゼントしてもらえるんだもん。
「ほんま好きやぁ」
「えへへ、私も」
「もっかいちゅーする！」
「……あんたら、ここ保健室やって忘れてへん？」
「「あっ、」」
〆．
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まりん(プロフ) - 続き気になります！ (2019年5月2日 10時) (
レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
神なな - ほんとにぃっ！なんですか！？こんな可愛いお話…ヤバイですよー！シゲに抱きつかれるなんて夢のそのまた夢の夢の夢の…夢の…y‥更新頑張ってください！！！！次も必ず見ます！読みます！叫びます！ (2019年5月1日 19時) (レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
A - な！なんですか！？！？このほのぼのかわいいお話は私今まで見たお話でいっっっちばんすきなお話かもしれないです！大変かもしれませんがこれからも更新頑張ってください！！ (2019年4月30日 21時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2019年4月30日 15時
