どうしよう、君が欲しい

DAY21:本格化 ページ22

見る側じゃないの新鮮だなぁ





DAY21:本格化





た「今日はAさんがメンバーって事を正式に発表して初めての動画なので、Aさんのプロフィール的なものを、皆さんで当てながら見て行きたいと思いまして」


今日はたなっちさんの企画の番。
1番最初の企画は何と私のプロフィール当てを兼ねた自己紹介動画を撮るらしい。


は「おぉ〜〜〜！いいねぇ！俺等も知らない事ばっかだからいい機会じゃん！」

た「て事で、Aさんこっちに座って」

『あっ、はい』


たなっちに指定された席に座り、はじめさん、やふへゐさん、だいちさん、ともたかさんが机を挟んだ向かいに座る。
たなっちさんはお誕生日席に位置する場所で全員が映るようにカメラを回す。


た「ではー、自分が質問をするので、その答えを予想して手元にあるスケッチブックに書いてって下さい。まず1問目。Aさんは何歳でしょうか」


これは簡単だったのか、スケッチブックにさらさらと書いて行く4人。


た「はい。じゃあはじめさんからお答え下さい！」

は「22！」

や「23！」

だ「22！」

と「23！」


スケッチブックを見せながら回答を発表して行く。
どう答えて来るんだろうと思うと何だか楽しくなって来た。


た「じゃあ、Aさん、答えは〜〜〜？」

『23歳です』


「あぁぁぁ」と悔しがるはじめさんとだいちくん。
その横で喜ぶやふへゐさんとともたかさん。


や「前、2年ほどバイトしてから大学入って、今3年生って言ってたから、計算すると23歳なのよ」

と「僕もそれで、同い年なのか〜ってのを思い出しました」

た「なるほどね〜。俺とともたかとAさんが同い年の23歳チームって事ですね」

は「若ぇな〜〜〜！なら、たなっちもともたかもAちゃんの事、さんとか付けんで仲良くタメ口で話したらいいじゃん！Aちゃんもさんとか付けんでええ、ええ！」

た「あ〜いいですねそれ。んじゃ、今日からここはタメ口・さん付けなしね！」

と「いえ〜い」

『さん付けなしは恐れ多いので、せめて君付けは許して下さい・・・』

は「だって、たなっち。どうする？」

た「君付けされるのも悪くないですね」

や「やだ。何かやだ」

た「何がですか！」

だ「何か、変態臭がした。いや、たなっちは変態か」

た「うるさ〜〜〜い！」

は「じゃあ君付けはオッケーにして、もし敬語使ったら罰金箱に100円ね！」


何てこった。





.

DAY22:回答→←DAY20:晴れ間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す