甘い疲れ -You- ページ50
「これ、今日食べたホルモンです」
「美味しそう」
「ヌナもホルモン好きですか？」
「うん。好き」
「なら…いつか必ずこの店にヌナを連れて行きますね」
釜山で行われるファンミーティング。
前日の今日、
グクくんはお昼に家族で食事に行ったようで。
リハーサルを終え、
私のホテルの部屋に来て、
いつものあの体勢で…
ヘッドボードを背にベッドに座り、
グクくんの足の間に入り、
後ろが抱きしめられながら
今はスマホの写真を見ている。
ただでさえ、
この体勢でドキドキしてるのに、
サラッと…言葉だけであったとしても、
必ず連れて行く…だなんて。
「ところでヌナは昼何食べたんです？記者の人と」
国内で行われるファンミーティング。
本来なら通訳である私は必要ないんだけど、
アメリカのテレビ局の方が来られていて、
その通訳として私も釜山に来た。
「ミルミョン」
「ミルミョン！美味しかったですか？」
「うん。あまりソウルではないもんね」
「仕事して、食べただけですか？」
「うん？」
「連絡先とか聞かれてないですよね？」
「なっ！そんなことあるわけないでしょ！グクくんじゃあるまいし！」
「僕は聞いたことなんてないです！」
何を言うかと思ったら。
そんなことあるわけないのに。
しかも、ちょっと怒りながら、
勘違いして言い返してきたけど。
「そうじゃなくて反対。グクくんじゃないんだから、連絡先教えて、だなんて、言われるわけないでしょ？…何？」
後ろを向いて、
グクくんを見ながら言ったんだけど。
じっと私を見たまま、
何も言わなくて。
「グクくん？」
「ヌナは可愛いです。キレイです。一般的に見ても。だから今日は大丈夫だったけど、いつか必ず言ってくる男が現れると思うんです。仕事中であっても、そうでない時でも。その時はちゃんと断ってくれますよね？」
「や…そん、なこと…絶対にないって、ん！」
「正直、ヌナの元彼の存在さえ嫌なのに。絶対にちゃんと断って下さいよ？」
「ちょ！グクく、」
「絶対ですよ？」
「わかったから！」
肩に置かれた顎。
わざと唇を肩に当てながら話す仕草。
かかる息。
ゾクゾクして、
もう耐え切れなくて。
グクくんから身体を話しながら後ろを向くと、
また目が合って。
けど。
「じゃ、今夜は部屋に帰ります」
何事もなかったかのようにサラッと言われ、
笑顔で部屋を出て行ったけど…
いつもそう。
グクくんと別れた後は、
甘い疲れに身体がぐったりする。
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がほ(プロフ) - RxSさん» R×Sさん(T_T)癒されてるだなんて…本当ですか？ありがとうございます。お子様もペンちゃんなんですね。話が出来て嬉しいけど、チケットとなると困りますね。また少しでもR×Sさんの癒しになれるよう、早めに更新頑張りますね^ ^ (2019年11月26日 20時) (
レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - 名無し24407号さん» ありがとうございます！！今日下書きをしてました！待って下さる方がいるのは本当に励みになります！もう少しだけお待ち下さいね^ ^ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - カレンさん» カレンさん(T_T)なんて嬉しい、ありがたいお言葉。私にはもったいないくらいなんですが、本当に嬉しいです。心情が…と言って下さるの、本当に嬉しいです！文字で出来る限り上手に伝えたくて、それが伝わってもらえたのは(T_T)更新、もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - キムさん» おぉ！ホビの魔法すごい！さすが！オーラ感じましたか？ですよね？上手く言えないんですが、本当にすごかったです！余韻に浸りつつ、ゆっくりと書き始めていきますね^ ^ありがとうございます。 (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ゆーさん» ゆーさん！いつもいつも嬉しいお言葉、本当にありがとうございます(T_T)衝撃的すぎて、当日はどうなることかと思いましたが…徐々に落ち着き、今日少し下書きしていました。けどあの日のグクを思い出し、一人興奮^ ^更新もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年10月19日 13時
