応援 -You- ページ31
圧倒って言葉通り、
本当にちょっとぽけっとしてるグクくん。
上手く話せたかな？
理解できたのかな？
久しぶりにきちんと話したら、
やっぱりちょっと重い話。
反応が楽しみだったけど、
何とも言えない表情を浮かべるグクくん。
タイミングよく流れたバスのアナウンス。
「行こっか」
立ち上がった瞬間、
鞄を開けたままなのを思い出し、
椅子に鞄を置き、
ファスナーを閉めようと思ったら…
「応援してます」
と、グクくんの声が聞こえて。
「え？」
と、グクくんの方を見ると、
あの目…すっごく真剣な目をして、
もう一度…
「Aさんのこと、毎日応援します」
と、言ってくれて。
「ごめんなさい…僕、どう言えばいいか…上手く言えないけど、Aさんの気持ちもわかるし、でも…それで大変な道を選んだAさんを、毎日一生懸命に頑張ってるAさんを見てるし、少しは知っているから…応援します。応援しかできないけど…」
応援…
応援するって…
この話を聞いてそう言ってくれた人、
まず最初にそう言ってくれた人、
今までいなかった。
本当はお父さんと不仲なんでしょ？と、
誤解されるのはもちろんだけど、
可哀想とか…
そういう気持ちはありがたいけど、
何より先に、応援するって言ってくれた人、
励ましてくれた人…
「バイトを辞めないもう一つの理由。道は違うけど、すっごく頑張ってる人が、人達が近くにいるから。刺激受けて、本当に頑張れるから」
グクくんが…
グクくん達が。
私なんかよりもすごく頑張ってるの、
もうちゃんとわかってるから。
「応援…ありがとう。私も同じ、応援してる。ずっと毎日。デビューする日まで。してからも、ずっとずっと、うまくいくよう応援してる」
列に並び、
乗務員さんが一人一人チケットを確認してる時。
思い出した！
「グクくん！これ！」
「え？」
「口寂しくなるかもしれないでしょう？」
持っていたぶどうグミ。
受け取ってくれると、
「サムギョプサル、チーズキンパ、パスタ、パッピンス、ホットク…それにプラス、 お菓子も。必ずAさんに僕がご馳走します。ありがとうございます」
またいつもみたいに両手で受け取って、
チケットと一緒に両手でグミを持って…
バスに乗ったグクくん。
ちょうど乗車口側の窓際で。
手を振ったのに振り返してくれなくて、
小さくお辞儀ばっかりして…
グクらしいけど。
だから思いっきり大きく両手を振れば、
やっと…小さく手を振って返してくれた。
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がほ(プロフ) - レイコさん» なんてことでしょう！そんなにも！ありがた過ぎて、本当に感動してます(T_T)私もたまに読み返すんですが、その度、誤字に気づくことがあって電話お恥ずかしいです(T_T)これからも読み返してもらえるようなお話を頑張って書きますね^ ^ (2021年10月24日 21時) (
レス) id: ae37c6ad61 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 何度も読み返す最高の作品！多分これで10回めぐらいです (2021年10月24日 19時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - Norada0417さん» こんにちは！お返事が遅くなり大変申し訳ありません！never not！そうなんです！一部歌詞を引用させて頂きました。それに気づいて下さって、こうしてコメ下さったこと、とても嬉しいです。こちらこそ、読んで頂き、本当にありがとうございました。 (2021年6月3日 9時) (レス) id: ae37c6ad61 (このIDを非表示/違反報告)
Norada0417(プロフ) - 色々読んできましたがこの作品が私の中で圧倒的に1位です。ジョングクもたまにカバーしてたLauvのnever not の歌詞がなんだかこのお話にぴったりで曲を聞いてくるとこの話の2人が頭に出てきてなんだか泣きそうになります。素敵なお話をありがとうございました。 (2021年5月13日 21時) (レス) id: 0b2e88b270 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - kaさん» こんにちは^ ^コメありがとうございます！『一言だけお伝え…』と読んだ時、何を言われるのかとドキドキしてしまいました！でもとっても嬉しいお言葉^ ^本当にありがとうございます！またグクでお話も書くので、良かったら読んで下さいね！ (2020年9月28日 19時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年6月15日 20時
