テレビ局 -You- ページ41
テソンのコンサートから1ヶ月がたった。
日に日に日常に戻っていく生活。
初めの頃はあんなにジヨンくんのことが頭から離れなかったのに…
今はだいぶ、過去のことになりつつある。
そうやってまた、何もなかったようになっていくんだろな…
そう思っていた。
……………
「おはようございまーす。」
ドアを開け挨拶をすると、
20歳前後の明るい、可愛らしい声の挨拶がたくさん返ってきた。
ここはテレビ局の1室。
夏に放送されるドラマ。
韓国とハワイの遠距離恋愛を描いたドラマの中で、ヒロインがフラを踊るから、私は今週いっぱい、
ここで20人ほどの女の子達にフラを教えている。
ダンスの経験者もいるし、若いから覚えは早いものの、みんなこのドラマ以外にも各々お仕事をしていて、全員で合わせるとなると…なかなか息が合わない。
午前中ここに来て、お昼過ぎには別の仕事に行く子もいれば、
お昼過ぎに来て、夕方別の仕事に行く子もいる。
夜しか来れない子もいる。
だから私は朝から晩までここで缶詰め状態。
お仕事だしそれはいいんだけどね。
でもどうしても外の空気が吸いたくなって、
お昼休憩の時間、今日は外に出ることにした。
小さな鞄に貴重品とお弁当を入れて、
あ！スマホ持ってきたっけ？
歩きながらゴソゴソと鞄の中を探っていたら…
「っきゃ！」
「わっ！」
前を見ていなかったから人にぶつかって、
その拍子に鞄の中身を床にぶちまけてしまった。
袋から出てコロコロと転がるラップに包まれたおにぎり。
もう…恥ずかしすぎる！
「ごめんなさい！」
謝って、とりあえず先に恥ずかしい鞄の中身を拾おうとしゃがんだ。
全部拾い終えた所で立ち上がり、
きちんと相手の方に謝ろうとした瞬間。
「これ…」
目の前に差し出されたのはラップに包まれたおにぎり。
まだあったのか！
「すみ………！」
おにぎりを受け取ろうと手を出した。
でも受け取らず、手が固まってしまった。
謝ろうともしたけど、目の前にいる人を見た瞬間、
息が止まって、言葉が出てこなかった。
鳥肌が立つように身体がゾワゾワとした。
なぜか目頭が熱くなった。
ゴクリと唾液を飲み込んで、ゆっくりと息をした。
「ミニョンさん…」
私のことをそう呼ぶ人は1人しかいない。
目の前にいたのは、
私がぶつかったのは、
ジヨンくんだった。
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がほ(プロフ) - ritaさん» ただいまですー(＾∀＾)またボチボチ書き始めますので、よろしくお願いしまーす！！ (2017年4月19日 21時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
rita(プロフ) - おかえりｯ☆(*´∀`*)ノ (2017年4月17日 23時) (レス) id: 126bc83529 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まあさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、続きを読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました！ (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - KUMIさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当に長々とすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まいこさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<また書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んで下さいね^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2017年1月23日 1時
