冷たいあの子は雪の国の国王で…？ふぁいぶ！

・ ページ41

ラギー「契約の達成条件をクリア出来ないよう、邪魔してくるって噂もね。」





噂…情報収集…





『…よし、明日は情報収集をしよう。』





ジャック「いいのか？貴重な一日を情報収集だけに費やして」





『木を切り倒すのに6時間もらえるなら、私は最初の4時間を斧を研ぐことに費やしたい。…ってやつだ。』





ジャック「あぁ…なるほど。たしかにな。」



















《次の日》






『…というわけなんです、リドル先輩、ケイト先輩、トレイ先輩




アズール先輩について…教えてくれませんか？』





リドル「あぁ、うちの寮生が迷惑をかけてしまっているからね。いいよ。




アズールは…そうだね、成績は2位から10位をウロウロしてるイメージかな。」






ケイト「ふふ、じゃあおニーサン達からも大ヒントをあげよう！カフェモストロラウンジのVIPルームには大きな金庫があって、そこに黄金の契約書を隠してるんだって！」





トレイ「その金庫に傷がつけばアズールは顔を真っ赤にして怒ったらしいぞ」






『ふんふん…ありがとうございます、御三方』






リドル「ボクたちは全員君に救われているからね。ボクたちに出来ることならなんでも協力するよ。」







…一応エース達以外の契約者にも何か聞いてみるか…













『というわけなんだ、教えてくれるか？』





「俺たちのために…？…分かった、協力するよ。



支配人の持っている契約書は何があっても破れないどころか、支配人以外の人間が触ると電流が走る…と、本人から聞いた。」





「でも俺はそんなことないと思うけどなー。リドル寮長の首輪だって、副寮長に上書きされてただろ？無敵な魔法なんてないんだよ。」





『…ふーむ…ありがとう。』















〜サバナクロー寮 談話室〜






『って感じでした』





ジャック「俺のところもそんな感じだったな…」





でもなんか引っかかるんだよな…





ラギー「はいはい、報告会はいいから手伝えッス。」




レオナ「宿代分しっかり働けよ、草食動物共」





ラギー「まずは脱ぎっぱなしの服を洗濯カゴに入れて、机の上を片付けるところからッス。アクセサリーはあっちの引き出し、本はこっちの棚。あらかた片付いたら雑巾で拭いて」





テキパキと床にちらばってる服を洗面台へと持っていくラギー先輩を見ては見よう見まねで手伝っていく。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す