冷たいあの子は雪の国の国王で…？ふぁいぶ！

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ジャック「この教師にしてあの生徒あり、って感じだな。」





『ほんとにね！？学園長の教育のせいもあるんじゃないかな！？』






……はぁ、…ったく…





『やれるだけやってみますよ。』





学園長「そうですか！引き受けてくれますか！流石Aくん。私が見込んだ生徒です！！」





『よく言うよ…』





学園長「じゃ、私は忙しいのでこれで失礼。くれぐれも！頼みましたよ！」






バタンッｯ！！





『優しく閉めるってことが出来ないのか…埃落ちてくるだろうが…ゴホッゴホッ…』





ジャックごめん…





ジャック「俺は別に…ックシュ…」





ほんとごめん…また掃除しとくから…





ジャック「それより…具体的にどうするつもりなんだ？お前の言った通り、やめろと説得したところで素直にやめるとは思えねぇが…」






『あ〜…うん…まずは情報集めからしようかな…』





ジャック「あぁ、狩の基本は相手をよく知るところから…だ。お前、よく分かってんじゃねぇか。」






ジャックに褒められた…？え、普通に嬉しい…ジャックってあんまりこういうのしなさそうだったし…






ジャック「まぁ、それに…エース達だって、少し痛い目みて反省した方がいいしな。」





『それはそうだわ。』






アイツら全く反省してなかったしな。





ちょっとくらい痛い目みてもらったほうがいい。


















＜次の日＞






〜2Fｰ外廊下〜






ジャック「さて、早速アズールを監視しに来たわけだが…」






『授業をさぼってね。』





びっくりした。ジャックが来てくれるとは思ってもみなかったから。






ジャック「学園長直々の命令なんだ。サボりも大目に見てくれるだろ。それに、負けっぱなしは気に食わねぇ。アズールの強さの秘密を知れるなら、俺も知っておきたいからな。」






『それは俺もだけど…』





ジャック「それ以上強くなってどうするんだ。」





『えぇ？…うーん…特にする事もないけど…』





ジャック「真面目に答えてんじゃねぇよ。」





『聞いたのジャックだよね？』






めっちゃ振り回すじゃん。


















〜講堂〜









《1限目“音楽”》







アズール「ラ〜ラララ〜ララララ〜♪」







俺達は今、アズール先輩が授業をするところを廊下からこっそりと見ている。





…ストーカーみたいに






ジャック「アイツ…やたら歌が上手いな。」






なんか…うん、プロに匹敵するほど、ってわけでもないけど…上手いな。

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