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『…では、行きましょうか。
お手をどうぞ、砂漠の魔術師さん。』
ジャミル「…俺が砂漠の魔術師なんて…烏滸がましいよ。」
ジャミル先輩はそう言いながらも差し伸べた俺の手をとってくれた。
どぷん…っ
沈む…
沈む…
暖かい昼の砂漠の砂に埋もれるように…
深く…
沈む…
グリム「───A!!起きるんだゾ!!」
『っは…!』
気が付いたら俺は談話室に倒れていて…少し離れたところにジャミル先輩も寝かせられていた。
カリム「う…うぅ…っ!Aが…俺のせいでAがぁ…っ!」
オクタ「「「死んでませんよ/ねーよ」」」
カリム「え…?」
何勝手に死んだ感出してんだこの人…
『お、おはようございます…?』
カリム「う…」
『う?』
カリム「うわぁぁぁぁん!良がっだぁぁぁ!!
俺のせいで…ぐす、死んじゃっだらどうじようがど…ひっく…思っだ…!!」
俺は勢いよくカリム先輩に抱きつかれた。
グリム「まだ俺のせいとか言ってるんだゾ…」
まだ…?
ジャミル「ん……」
『あ、ほら先輩、ジャミル先輩が起きそうですよ。』
頭を撫でながらそう言うと俺からそっと離れてジャミル先輩の方へと行った
カリム「っジャミル…ジャミル!!」
ジャミル「う……ここは…」
アズール「良かった、なんとか正気を取り戻したようですね。」
グリム「ふな゛ぁ…しばらくあのバケモンの夢見そうなんだゾ…」
カリム「じゃ、じゃびる……
うぉおおおええええあああわああああん!!!」
え、泣いてるんだよね?何か言ってるようにも聞こえるけど…何言ってるか聞き取れんな…
フロイド「ラッコちゃん全然言葉喋れてねーじゃん」
ジェイド「1発殴ってやると言っていたのも、すっかり忘れていますね。」
カリム「い、生きててよかった…い゛ぎででよがっだ…!」
ジャミル「……お前はどうしてそう……はぁ…抱きつくな。」
そう、カリム先輩俺の時と同じようにジャミル先輩に抱きついているんです。
カリム「オレ、オレ……うっ、お前がどんな気持ちで過ごしてきたか知らなかった…!ず、ずっと…ズビッ…我慢させてたこともひぐっ、ぜんぜん、知らなぐで……っ」
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るみ - この小説すごく好きです。もう更新はしないのでしょうか… いつでも待ってます! (1月28日 20時) (レス) @page21 id: b6f4e9157d (このIDを非表示/違反報告)
すかい - 面白かったです!続き頑張って下さい!あと結愛、ぶりっ子卒園()おめでとう。そのまま夢主のモンペになれ(願望) (6月27日 2時) (レス) @page21 id: 8a23cf5b00 (このIDを非表示/違反報告)
ひさき - 作品投稿いつもお疲れさまです。個人的に結愛が好きなので(少数派)夢主と仲良くしてくれてて嬉しい… (5月30日 20時) (レス) id: 48b93b0b64 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - この作品めっちゃ好きです!更新頑張って下さい! (5月4日 17時) (レス) @page21 id: f611b46277 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!ツイステのキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (2023年4月21日 18時) (レス) @page21 id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめだま | 作成日時:2022年12月9日 15時