【鬼滅の刃】煉獄杏寿郎さん、こちらに来ちゃいました

拾陸 ページ18

「す、すみません！突然触れてしまって！」





失礼なことをしてしまったと 気がつき、慌てて謝る。











「いや、大丈夫だ！こちらこそ失礼な態度をとってしまって すまないな！」





するとやっと 弾かれたように元に戻った煉獄さん。








「美味しそうだな！全部さつまいもとは素晴らしい！
ありがとう！魅舞乃少女！」





私に礼を言い終わると、早速食べ始める煉獄さん。

相変わらず "うまい！"を連呼してくれてる。




本人が大丈夫って言うなら いいのかな？





普通にご飯も食べているため、私はそれ以上考えることをやめた。




だって 目の前の煉獄さんはとっても可愛い顔で食べてるんだもの。

余計なこと考えるんだったら こっちを見たほうが絶対いい！




そう自分の中で完結させ ご飯と目の前の煉獄さんに集中した。







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_____数時間後







「いいものたくさん買えましたね！煉獄さん！！」






その後も勢いが止まらなかった彼女は、ひたすら煉獄のためにあれやこれやと購入していた。

きっと彼女の趣味が名一杯 詰まっていることだろう。



そんなことは気がつくはずがない 煉獄は、買ってもらった量の多さにうな垂れていた。








「よもや、こんなに買われるとは…
まったく 面目ない限りだ…！」


「始めにも言った通り、気にしなくていいんです。
私がしたくてしてることですから。」





そう言って笑えば、彼もつられて困ったように笑う。






「そう言われてしまうと 言い返せなくなるではないか。
…すまないな、魅舞乃少女。」











…あなたが笑顔でいてくれるなら、私はどんなことだってしちゃいますよ。




その言葉は声には出さず 胸の中にしまった。


















それから家に帰った 私たちは、二度目の夜を迎える。



私は煉獄さん用の物をいろんなところに 配置した。





パジャマやタオルはお風呂場、歯ブラシやコップは洗面所、食器はキッチンなど。


それ以外の私物になるものは 全て部屋にしまってもらっている。









煉獄さんと一緒に生活するって、結構楽しいのでは…！？





妄想に膨れそうな 頭は一旦ストップをかけ、夜ご飯の支度をした。




何せ出かけていたのだ、夕飯も食べるのも遅くなっているため きっと彼はお腹を空かせているだろう。

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