近すぎて【衣更真緒】 (ページ35)

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｢我輩は、書類を提出しなければならんのじゃが

適任な先生がおるゆえ安心せい。

氷鷹くんの父、氷鷹先生じゃよ｣

と、零くんは北斗くんに

視線を移した

『え、でも氷鷹先生は…』

｢おや、呼びましたか？｣

え、氷鷹先生の声がした

『え、氷鷹先生！？

あ、今は誠矢さん？』

この際呼び方はなんでもいい

じゃなくて、なんでいるんだろう

｢どちらでも宜しいですよ。

ふふ、なんで私がいるのか、という顔をしてますね｣

｢じつは、この後の仕事は氷鷹先生と一緒なのじゃ｣

なるほど…だから居るんだ

でも、この後仕事だったら相談する
時間なんて無いよね

｢時間は気にしないでください。
ほっちゃんのガールフレンドの子なら大歓迎ですよ｣

ガールフレンド…女友達か

私がありがとうございますと礼をすると

北斗くんが焦りだした

『どうしたの北斗くん？』

｢いや、否定しないのか？
俺のガールフレンドではなく、衣更のガールフレンドだろう？｣

ん？
確かに真緒は友達、最近好きって気づいたけど…

北斗くんはガールフレンドだと思っていない
ってこと？

『え、私たち友達じゃないの？』

｢友達…？勿論だろう。
なんで今更聞き直すんだ？｣

え、ならなんで真緒だけしか
友達居ないみたいに言わてるの？

その真緒とも今は話せないんだけどね…

｢この話はもう止そうかのう

安心せい、2人ともの思っているような事ではないぞい。

2人の受け取り方の違いじゃよ｣

どゆこと？

でも、北斗くんが友達って
言ってくれてるからいいや

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

私たちは空き教室へ移動した

零くんは書類を提出に途中で別れた

｢あ、ほっちゃんは残ってあげてください。

お友達の為だと思って＿＿＿｣

そして、空き教室氷鷹鷹先生と北斗くん、

それに私の3人で話すことになった

そして零くんに話したことと同じこと

氷鷹先生に話した

｢なるほど、Aさんと昔の僕は似ていますね。

では、少し僕の話をしましょうか｣

飛鷹先生と私が似てる？

昔の飛鷹先生…

すると、北斗くんがとても

呆れたような顔をした