言葉が足りない元宿儺の兄は現在悠仁の兄である【呪術廻戦】

二章　懐かしく、愛おしい ページ4

？「兄様…兄様…」

浴衣を引っ張って来る何か。腕が4本あり、顔がふたつ…気味が悪い。だが、「兄様」と呼ばれているのに悪い気はしない…あぁ、愛おしい…と思ってしまう
何故だ？抑もこいつはだれだ…

「今は忙しいと何度も…」

？！びっくりした。意に反して思ってもいないことを口に出す

？「ですが、如何しても…」

シュンとしながら言ってくる

「はぁぁぁ…なんだ？言ってみろ。
なに？僕を名前で呼んでみたい…と…いいだろう。呼んでみるといい」

忙しいといいつつも話を聞く…というより、一人称がやつがれ…なんとも厨二くさい

？「じゃ、じゃあ…スゥ…______？《お…て、おき、！》_！」

誰かの声が頭の中に響いて、この体の者の名前を聞くことができなかった
この体は誰のもので、目の前のものは誰なんだ…！懐かしい気も、愛おしい気もする…
急に周りが酔いそうなほどぐらぐらと揺れる
真っ暗になる
暗くなったかと思えば、明るすぎて、目が開かないほどの光が途端に入ってくる
先ほど脳内に響いた声が鮮明に聞こえる

？「おきて！おきろ〜！にーちゃーん！」









一節 これは…誰だ？
　 〜完〜

二章　懐かしく、愛おしい→←一章の説明・解説　※追加あり　（重要）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す