【d】ゆーあーまいごっと！！！【男主】

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一気にずんっと重くなった空気にAは顔を歪める。非現実を目の当たりにして訳が分からなくなった。情報を纏めようとしているのに、次々と起こるあり得ない光景に脳が拒否している。


シャオロンは瞳孔を開き、A達の方へ手を伸ばす。しかしそれすら弾かれて、さらに苛立ちを露わにした。



sha「なんで俺の邪魔ばっかりするん！！？お前はいつもそうや！！俺の行い否定して、自分の立場も弁えへん奴に裁きを与えようとしたら横槍いれてきて！！！挙句の果てに神様さえ奪おうってか！？」




rbr「違いますぅ〜。奪うんやなくて保護するんですぅ。魔界より天界の方が余っ程安全やし。それに邪魔なんかしとらんよ。お前が見境なく他の天使に暴力振るおうとするから止めてただけやろ。俺の言うこと聞いてりゃ堕天しなかったんに。」



sha「だからｯ、暴力やない言うてるやろ！！自分の立場も弁えないで神様を語る無礼もんを裁いてただけや！！神様は誰彼構わず語られていい存在やないねん！！俺はタダシイコトをした！！！




………やのにトントン、俺のこと堕としやがって。」

憎悪が広がったのか、シャオロンの周りが黒く淀み始める。風もないのに木々がかさかさ音を立て揺れて、葉を落としていった。不思議と空もさっきまでの快晴がどんどんとシャオロンの心情と共鳴するように曇り、歪んでいってる。重苦しい空気がそちら側に広がっているが、Aがいる空間はそれすらも弾いているようだった。


しかし、Aの気分は優れない。頭が情報処理を怠っている。なのに与えられ続ける情報にとうとう頭がパンクして、ふらりとよろけて意識を失った。

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