【HQ】天才バレー馬鹿。２！ (ページ16)

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天才４５ページ16

白「下町ロケットかー、あれ結構有名だよね。」

『そう、ですね。面白いですし、俺的にはあれ、文庫本ですから、持ち運びやすくて結構好きです。』

白「なーるほどね～」

白福先輩は、そう言ってから少し１人で百面相してから、

白「彩月くんは、さ。バレー、好き？」

と言ってきた。

そりゃあもちろん

『好きですよ？』

と言ったら「そっか」と笑ってから

白「じゃあ、バレーしてて心から楽しいと思う？」

って聞いてきた。

心から楽しい…か、

それは、あんまり無いかもな…

゛バレーは楽しいか？゛

ユースの合宿行くたびに監督にそう聞かれる。

監督には見透かされていたのか、監督すげぇなおい。

とか思ってたけど、

そうじゃなかったみたいだ。

『なんで、そんな事聞くんですか？((威圧』

白「え、あ、い、いや、ただ、彩月くんのバレー見てるとあんまり、楽しそうじゃないな～と思って…
ごめん、変な事聞いちゃった？」

『え、すみません！いやユースの合宿で監督にも言われてなんでかなー？っと思いまして、
なんかすみません。』

そう言うと、少し驚いた表情をしてからすぐニコッと笑顔になって

白「いやいや、大丈夫だよ～、私こそ変な事聞いちゃってごめんね？

そっかー、監督さんにも言われたんだ～」

『そんなにあからさまですかね？』

白「うーん！あからさまっていうか多分この合宿に来てるマネージャー全員と監督は気づいてると思うよ～」

え…

『マジですか？』

選手以外全員気づいてるだとぅ！？

白「多分マジ。」

そう笑いながら言って今度は

白「でも、選手は全く気づいてないよ…」

と少し悲しそうに言った。

『どうしたんですか？』

白「選手が気づいてないって事は、さ。

彩月くんの気分とか調子にも気づかないって事だよね？」

『そう、ですね。でも、全然周りに自分の状況が知られなくても大丈夫ですよ？
それで、わからないで合わないなら自分がそいつに合わせればいい話ですし。』

白「本当にそれで大丈夫の？」

『はい…？』

白「うん、ならいいや～」

白福先輩はどこか吹っ切れたようにそう言った。

それに、まぁ、和もわかってるからね！
あんまし和としか組まないし、大丈夫大丈夫。

白「じゃあ、私はマネの仕事があるから先戻るね～」

『わかりました！頑張ってください。』

白「うん。彩月くんも頑張るんだよ～、じゃまた後で」

『はい、またー…』