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本番5分前 ページ3

in×ar

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慧「あー、知念のこと抱き締めてるとやっぱ落ち着くわ。多分絶対付き合えると思う。」



侑李「日本語おかしいわ。もー、勘弁してよ暑苦しい。」



ライブ開始30分前。



知念とのイチャイチャタイム。



まあ、癒されてるのは俺の方だけだけど。



大貴「あ、毎度恒例のハグ?いいなー、俺ともハグしてよ」



慧「大ちゃんはだーめ。知念が良いの」



髪型もセットして、衣装をバッチリ着込んだ大ちゃんが横から顔を出す。



俺がハグを拒否すると、大ちゃんは「ちぇー」と言って、子供のように口を尖らせる。



大貴「いじわる…」



そう言い残し、寂しそうな顔をして山田の方へ駆けていく。



侑李「…大ちゃんの事好きならさぁ、ハグしてあげたら良いんじゃない?俺じゃなくて。可哀想じゃないですか?」



慧「…」



_______
_____



本番10分前。



大ちゃんを探してステージ袖に行ってみる。



運良く、大ちゃんがスタッフさんと話しているところを発見する。



慧「だーいちゃん」



大貴「うん?」



無理矢理腕を引っ張り、誰もいない場所を探す。



大貴「もう、何だよ!もうすぐ本番だよ?もう行かないと____」



大ちゃんが言い終わるのを待たずに、唇を塞ぐ



慧「本番前に大ちゃんとハグなんかしたらさ、何しでかすか、分からないじゃん?」



大貴「え、え?…」



いきなりの事で、まだ状況が把握できていない大ちゃん。



慧「ハグは、ライブが終わったらしてあげる」



大貴「…へへ、もう十分かも。ほら、もう行くぞ!」



今度は大ちゃんが手を引いて、メンバーの集合場所へ向かった。



ただ今本番5分前。




END.

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作者名:かーこ | 作成日時:2018年12月1日 20時

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